上場している不動産業109社(※)を対象に、Twitterのフォロワー数をランキング形式でご紹介します。Twitterのフォロワー数は、各企業がSNSを活用したマーケティングにどの程度着目し、熱心に取り組んでいるかを計る目安となります。(リビンマガジンBiz編集部)

※注=編集部基準

(画像作成=リビンマガジンBiz編集部)

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集計方法

・2018年10月1日~4日の期間に集計

・採用専用アカウント、および加盟店舗の個別アカウントは除く

・三井不動産は16の公式アカウントを持っており、その合計フォロワー数

・三菱地所は運営アカウント「丸の内ドットコム」のフォロワー数

・東京建物は「Brillia(東京建物)」2アカウントの合計フォロワー数

・住友不動産は賃貸マンション「La Tour」公式アカウントのフォロワー数

・タカラレーベンはコーポレートキャラクター「れ~べ~」の公式アカウントのフォロワー数

・毎日コムネットは4の公式アカウントを持っており、その合計フォロワー数

・NTT都市開発は5の公式アカウントを持っており、その合計フォロワー数

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Twitterフォロワー数1万人以上の企業は3社!

1位は三井不動産で、16の公式アカウントを持っており、そのフォロワー合計数は15万364人にのぼりました。三井不動産グループは公式サイトに「ソーシャルメディア公式アカウント一覧」を掲載しており、SNSの活用に積極的であることが窺えます。三井不動産は主としてオフィスビルや商業施設等の賃貸事業、ホテル・リゾートの経営、業務施設等の分譲といった事業を行っています。

16の公式アカウントのうち、最もフォロワー数が多いのは「ラゾーナ川崎プラザ@LaLaFan」で、フォロワー数は7万8,305人にも及びます。このアカウント1つのみでも、調査した109社のうちフォロワー数第1位となっています。

2位は三菱地所で、運営するアカウント「丸の内ドットコム」のフォロワー数は2万4,511人となっています。三菱地所はオフィスビルの賃貸事業、商業施設の開発・賃貸・管理等を行う生活産業不動産事業、住宅用地等の開発・販売等を行っています。

三菱地所は企業名の公式アカウントはありませんが、丸の内に集う人々のための情報サイト「Marunouchi.com」のTwitterアカウントに力を入れており、三菱地所の公式サイトのトップページからもリンクをつないでいます。

3位はオープンハウスで、公式アカウント「株式会社オープンハウス」のフォロワー数は1万947人となっています。オープンハウスは東京・神奈川・埼玉・名古屋で不動産売買の代理・仲介事業や、新築戸建分譲事業、マンション・ディベロップメント事業等を営んでいます。

オープンハウスは、企業名の公式アカウントとしては109社中第1位のフォロワー数を誇ります。顔文字を多用した親しみやすい雰囲気がTwitter利用者の心を捉えているのでしょう。ヤクルトスワローズについてのつぶやきが多いことでも話題になっています。

不動産業界で1・2を争う大手企業である三井不動産と三菱地所が、SNSを活用したWebマーケティングに熱心であることが分かりました。両社はTwitter以外にも、FacebookやYouTubeの活用に力を入れており、伝統的なマーケティング手法のみに依存せずに、新しい分野であるSNSを用いた戦略を積極的に展開しています。

老舗企業に対抗し3位と健闘しているのがオープンハウスで、ジャンル別に特化している三井不動産・三菱地所に対し、会社名で多くのフォロワーを取得している点が光っています。親しみやすいテレビCMなどもあり、顧客にとって敷居の低い不動産会社であることをうまくアピールできているようです。

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Twitterフォロワー数1千人以上の会社は8社 

4位から8位までは以下のようになっています。

4位 NTT都市開発 5つのアカウント合計5,629人

5位 ハウスコム 5,585人

6位 APAMAN 4,073人

7位 リベレステ 2,365人

8位 ムゲンエステート 1,141人

以上の8社が、Twitterによる宣伝活動やフォロワー獲得に力を入れており、一定の成功を収めていることが分かりました。

一方で、Twitterで公式アカウントを取得している企業は109社中28社に留まります。また、アカウントを取得していても更新している様子がみられない企業もあり、Twitterをマーケティングに活用できている企業はまだ一部であることが明らかになりました。

先述しました通り、業界のトップを走る三井不動産と三菱地所は、SNS活用に積極的です。他の企業も、今後は従来型マーケティングに限らず、SNSの活用が求められるようになるのかもしれません。

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