2019年04月26日
不動産テック

暴走した不動産会社経営の経験が新サービスを生んだ

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画像=リビンマガジンBiz


―田中社長は、もともと不動産会社を経営されていたそうですね。


大学3年生のとき、シェアハウスをメイン事業とした不動産会社を起業しました。


四苦八苦しながらですが、4年ほど経営しました。

すると、事業が回りだして、お金もそれなりに稼げるようになりました。でも、そういう時が危ないですね。


自我が出てきて「俺はこんなベタベタのアセット型の賃貸をやるんじゃなくて、もっと世界にいけるようなインターネットビジネスやりたいんだ!」と考え始めました。


かなり恥ずかしい記憶です。当時の共同創業者と方向性が合わなくなり、辞めました。10年以上経ってる話なので笑いながら話せますが、当時は本当に暴走していましたね。



―学生のときから不動産業界で起業することを意識されていたんですか?


まったく意識していませんでした。

正直、当時は「起業ができたらいい」とか「生きているうちに、何か大きなことしたい」という動機だけです。


起業した会社を辞めてから、ふらふらとした日々を1年続けていました。するとあるとき、同じ大学の後輩たちが「何か一緒にやりましょう」と声をかけてもらい、アクシスモーションに入社しました。



―最初は社長ではなかったのですね。


そうです。取締役として2011年に参加しました。


当時のアクシスモーションは、コンシューマー向けのアプリを企画、開発、運用することを主力にしていました。


2011年には写真共有アプリをリリースしたのですが、LINEが強力で、我々のアプリは全く使われませんでした。


追い込まれて、資金も底をつきかけ、このままだと社員の給料が払えない窮地に追い込まれました。そこで「PMアシスト」のプロトタイプを構想しはじめました。



―そこから「PMアシスト」生まれたと。「売れる」「いけるな」と感じたきっかけはあったのでしょうか。


不動産業の経験が活きました。

賃貸不動産の管理は、だいたい1,000戸を超えないと、管理料の収入だけでやっていくのは難しいんです。だから、投資効率はよくありません。しかし、周辺事業も多く、週に1回の掃除や、リフォームなどで収益を出している企業がいる。「これって面白いな」と思ったのがきっかけですね。


―下請け業務をやっている事業者が収益をあげているというところですね。


管理だけではなかなか食えない。しかし、管理会社の周辺事業で食っている人がいる。これは凄いことですよ。しかも、そういった事業者はまだまだ非効率な部分がある。もちろん不動産会社側にも非効率な部分がある。突き詰めていくと、移動のコストでした。


単純作業でも現場に行くだけで移動コストがかかっている。ここを劇的に下げることができれば、不動産会社側、清掃などの業務を請け負う側、双方にとって有益なマッチングになります。そこに手ごたえを感じ「PMアシスト」を開始しました。



―不動産業界は見えないコストを意識していないというのは取材でもよく聞きます。そして不動産業のなかでも管理会社はあまり危機感ないとも言われています。やはりストックビジネスだからでしょうか。変化が少ない。「PMアシスト」は、そういったところに斬り込んでいます。


危機感を持っている管理会社は少ないと感じます。

不動産会社のなかには、「見ず知らずの主婦の人に仕事を振って、今まで地域の雇用を守っていた我々をどう考えているんだ」ことを言う人もいます。でも守るべきは地域の雇用ではなくて、まずはあなたの会社でしょうと思うのです。


一方で、オーナーの方が競争意識や変化への対応は早いようにも感じています。「管理会社を挟まないで直接やった方が安いんでしょ」と考えてPMアシストをご利用されるケースも増えてきています。


マーケットが儲かっていれば、面倒なことは管理費を5%払ってでも任せます。しかし、業界がシュリンクしてくると、管理会社の立場が危ぶまれる。管理会社って、究極は業者の手配しかしていませんから。



― 一番大事な入金管理なども家賃債務保証会社に任せている管理会社も多いです。


最近では、修繕会社やリフォーム会社が管理を受けるケースも出てきています。

「何て美味しい仕事なんだろう」とびっくりしていますよね。リフォームの単価もたたかれなくなるし、リノベーションの提案もスムーズです。


これからの管理会社は、コアな業務がはっきりしていて、自社の強みがないと、厳しいと思います。

▶次のページ:賃貸管理の見えないコストとは!?(3ページ目)



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