2019年10月25日
不動産テック

サービスの競合は、入居者の親!?(3ページ目)

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smooth・小泉拓社長 撮影=リビンマガジンBiz編集部



―元々不動産には馴染み深かったのですね。


不動産の家系に育ったので、小さい頃から不動産には馴染みがありました。


しかし私は、親へのちょっとした反発心と、「これからはITだ」という思いもあって、慶應義塾大学在学中の2015年にシステム開発の会社を立ち上げました。スマートフォン向けのアプリケーションや企業の社内システム、HPのウェブアプリなど、業界業種問わず、受託して開発していました。


その会社を4年経営した後、2019年5月に株式会社スムーズを設立しました。



―実際、賃貸仲介店舗と接するなかで業界に感じる課題はありますか。


消費者目線で見ると、自分にあった仲介会社様を見つけるのが難しいと感じています。物件提案の質などを消費者が見極めるのは難しく、選ぶ際の決め手が仲介手数料の多寡だけとなってしまうことも多いと思います。



―ライバルと感じている企業はあるのでしょうか。


いないです。


例えば、初期費用の負担をやわらげて引っ越しのハードルを下げるサービスを提供している点では、「OYO LIFE」と似ているかもしれません。


住み方を自由にしていく。いろんな住み方の選択肢を増やしていくという意味では、同じ志を持った事業者ではないかと考えています。


しいてライバルを上げるのであれば、ユーザーの親御様がライバルだと思っています(笑)。


私のように20代が引っ越しするとき、どうしても費用がなければ親御様に頼ることがあると思います。そういった方たちにもいかに「スムーズ」を使っていただくかを考えていきたいと思っています。



―高齢者や外国人といった与信能力が低い、いわゆる「賃貸弱者」と呼ばれる方たちが利用する想定などはありますか。


与信が必要になるので、最初はどうしてもすべての方に使っていただくのは難しいのですが、中長期では高齢者やなかなか費用を捻出できないような方にも使っていただくサービスにしていきたいと思っています。



―将来の展望や目標はありますか。


賃貸の入居に関わる、敷金や礼金といった初期費用には歴史的な背景があり、入居者にとっても大家の方々にとっても、重要な意味があると思っています。


初期費用をなくすということではなく、分割で支払うこともできる世界にしていくことで、住み替えや引っ越しを人生のライフステージにあわせて柔軟にできる社会にしていきたいと考えています。


また、法人経由で「スムーズ」を利用できるような仕組みも作ってきたいと思っています。


職住近接を推奨している法人様に、新卒・中途採用の入社タイミングで内定者に「スムーズ」を紹介していただくサービスの広め方も検討しています。住宅関連の福利厚生として導入をご検討いただける法人様にも興味をもっていただきたいです。



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