2019年11月01日
不動産テック

「OYO LIFE」が狙う、不動産のパープルオーシャン(3ページ目)

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「OYO LIFE」勝瀬博則CEO 画像=リビンマガジンBiz編集部


―需要が下がっていく中でも、これからも物件数を増やしていくという方針は変わらないのですね。


実は、「OYO LIFE」のモデルが1番機能しづらいのは、東京の中心部だと思っています。なぜなら常に借り手の需要が高いからです。


不動産会社と話していて、「戦略は何ですか?」と聞いたときに、100社中100社が「良いエリアの物件を仕入れて販売する」と答えます。例えば東京の中心部、需要が高くて「ここは絶対に売れる」というエリアです。しかしこれは超レッドオーシャンです。仕入れのコストも高くなる。


我々のようなモデルが上手くいくのは、中心部のレッドオーシャンではありません。かといって、過疎地域のようなブルーオーシャンでもありません。赤と青の間、「パープルオーシャン」と呼んでいるのですが、そこに強いサービスだと思っています。


入居者からすれば、選択肢がたくさんがある。だけれども、どれを選べば賢い選択になるのかを考えた場合、普通の賃貸契約か「OYO LIFE」なのかを比べて、「OYO LIFE」が選ばれるように事業展開をしていきたいと思っています。



―入居者に選ばれる部屋・サービスという考え方が重要なのですね。


日本を取り巻く状況を考えて、どういった賃貸サービスが良いのか。僕らは、徹底的にユーザーに力を与えるサービスをやるべきだと考えました。今まで不動産業界は、徹底的に不動産オーナーに対してサービスを提供していました。


例えばSUUMOのような情報の提供や、滞納リスクのために家賃債務保証、業界の人だけが分かるレインズのようなサービスです。オーナー側にはたくさんのテクノロジーを提供してきたけれども、入居者側には提供してこなかった。


物件情報・在庫情報が一切開示されない。借りる側にとって不利な状況でした。それでも借りなければいけない、需要があったので我慢して借りざるを得なかった。ところが、我慢しなくても良い時代が来る。


「OYO LIFE」がやろうとしているのは、きたる供給過多・需要不足のマーケットに対して、テクノロジーで部屋を選ぶ側の人たちに力を与えることだと思っています。



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