2020年10月16日
不動産テック

市場の変化に業界は追いついているのか(2ページ目)

不動産テック

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リノベる・山下智弘社長 撮影=リビンマガジンBiz編集部


―では、事業者側の変化はどうでしょうか。現在もリフォーム業界・リノベーション業界はアナログなのでしょうか。10年でどれほど変わったと感じますか。


見る目線によって定義が異なりますが、あまり変わっていないと感じています。


今でも現場では、職人が携帯で喋りながら、手書きでメモを取っています。ただ、間違いなく「変えなくちゃいけない」という危機感が、確実に昔よりも高まっています。


これには2つの理由があると思います。

1つ目は職人や工務店の従業員が高齢化していること。

2つ目はコロナですね。コロナによって、業界のテクノロジー化は2~3年早まったと思っています。


パートナー希望の企業から当社への問い合わせが増えているのも、そういった危機感の表れだと感じています。



―リフォーム・リノベーション業界でのテクノロジー活用は、それほど重要なのでしょうか。


私自身、設計をやっていた経験からもテクノロジーの大切さを感じています。優秀な設計士とそうではない建築士はどこが違うのか。図面を書くスピードやアイデアなどの違いも、もちろんあるのですが、圧倒的な差が生まれるのはヒアリングの力です。


上手な設計士は顧客がどんな暮らしをしたいかということを、上手く引き出して、整理整頓して、「だったらこうですよね」という提案・整理整頓が上手い。私のようなあまりヒアリングが上手くない設計士は、すぐに提案したがります(笑)。「これはどうですか。あれはどうですか」となってしまうので、そのつもりはなくても押し売りのように感じられることもあります。


この差を埋めるのはとても難しいんです。そこでテクノロジーの活用が必要になります。


例えば、我々が提供しているオンラインサービス「sugata」も、そんな課題を解決する一つのツールです。これは、住まいを検討している方の頭の中を見える化します。




「sugata」 画像提供=リノベる



「sugata」は、弊社のリノベーション事例が「Pinterest(ピンタレスト)」のように並んでいて、その中から好きなものを選択していくと「こういったものが好きなのではないですか」と、3つのテイストがレコメンドされます。


これはもともと顧客が住まいづくりをスタートした時に立ちはだかる課題を解決しようと立ち上げたものだったんです。「理想を具体化するのが難しい」、「事例探しに手間がかかる」、「イメージを伝えるのが大変」、「完成形をイメージしにくい」、「価格が分かりづらい」…。こういった顧客の課題を解決して、顧客の頭の中にある妄想を見える化するツールなのですが、これは設計士側にもメリットがあります。設計士側は「sugata」によって顧客の嗜好を掴み、細かい最後のすり合わせは直接行います。実はそのすり合わせに行くまでにセンスや経験の差が出たり、労力がかかるので、そこをテクノロジーで埋めようというものです。



次のページ:業界の垣根を越えた団体を主宰(3ページ)


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