1. 複数業者から見積もりを取る

まず抑えておくべきポイントは〝金額〟です。建築業界に携わったことがある人を除き、各工事の相場がどれくらいのものなのか理解している人は少ないと思います。例えば畳一枚を張り替えるのにも、どれくらいの金額がかかるのか知っている人は少ないのではないでしょうか?


金額面で失敗しないためにも見積もりは複数の業者に依頼するのがいいでしょう。


とくに注意したいのがリフォーム工事です。実は基本的にリフォーム工事には定価がなく、業者によって価格がまちまちなのです。建物の老朽具合や顧客の要望など、各物件の状況により価格が変動するため、はっきりとした定価がないのは仕方がない部分でもありますが……


しかし、定価がないことを逆手に取る業者がいるのも事実です。このような悪徳業者に騙されないためにも、まずは相見積もりをすることをお勧めします。

2. 無料をアピールした訪問販売には要注意!

悪徳業者が行う典型的な例が訪問販売です。「今なら無料で点検します」などという甘い言葉で消費者を騙そうとします。

ひどい悪徳業者になると点検中に建物の一部分をわざと傷つけたり、「〇〇が危ない」「早くリフォームしないと大変なことになる」など、消費者の不安を煽るような言葉を次々と言ってきます。


「そんな言葉には騙されないよ」と思う人いるかもしれませんが、これは自分に限ったことではありません。このような悪徳業者は高齢者が多く住んでいる地域を狙うことが多いのです。


自分の大切な家族を守るためにも、日々、注意喚起しておきたいところです。

3. インターネットで口コミを確認する

悪徳業者に騙されないためにはインターネットを活用することも大事です。まずは業者名を検索し、ホームページの有無を確認します。ホームページがなかったら絶対にダメだということはありませんが、現代において会社のホームページがないというのは「正当な業務に力を入れていないのかな?」 と疑うひとつの指標になるでしょう。

また〝SNS〟も大事なポイントです。業者がSNSを意欲的に発信しているか、またはSNSを始めてどれぐらいの期間が経っているかを確認しましょう。


そして、もっとも重要なのが〝口コミ〟です。悪徳業者には必ず悪い口コミがインターネット上にあります。また、悪い口コミだけでなく、評判が良い口コミがまったく見られないというのも悪徳業者かどうか見極めるポイントです。


悪徳業者の言葉を鵜呑みにしてしまう前に、まずはインターネットで情報を集めましょう。ただし、インターネットには嘘も蔓延していますので、情報の取捨選択はしっかり行いましょう。

 
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