こんにちわ、不動産コンサルタントの佐藤毅史です。

今日は、弊社にお見えになられた鈴木ちひろさん(仮称)の不動産売却に係るご相談現場の事例より、不動産売却に際しての依頼会社の正しい選び方についての考え方を見ていきたいと思います。

ちひろさん(以下ちひろ):

「佐藤先生、こんにちわ。家族が増えて住居が手狭になった事と夫の転勤も重なり自宅を売却しようと考えてます。売却の依頼をする不動産会社は、やはり、名前の広く知られている有名な、安心・安全の大手不動産会社に依頼する方が良いのでしょうか?」

佐藤毅史(以下佐藤):

「ちひろさん、こんにちわ。確かに、大手のネームバリューやブランド力には一種の安心感がありますよね!上場企業に勤めているというだけで、『おー、凄い!』という人も居ますから、日本人はミーハーな人が多いのかも知れません。』」

「しかし、不動産売却に関していうと『大手不動産会社=安心』と決めつけるのは早計と言えます。不動産売却は、ある種のお見合い行為です。売主と買主の間を取り持つ‘仲人’としての意味合いが強いことからも、不動産会社の大小で比較するよりも、営業担当者の力量で依頼するか否かを判断する方が良い事が往々にしてあります。」

「また、大手不動産会社の営業のイメージは、『広く浅く』であり、全体感的な営業には精通していますが、当然担当者の異動も頻繁にあるため、いわゆるエリア毎の街の発展や展望を理解していなかったり、地元情報に長けているとは言えない部分もあります。一方で、地場で手堅くやっている会社さんの多くは、地元に根を下ろして看板掲げてきた実績や地元情報への精通度、地域の有力者(富裕層)等とのコネクションを有しており、売却においては、大手より有利であるということもあります。」

「自分が大切に住んで使ってきたマイホームや、親が亡くなった後の生家を大切に使ってくれる次の所有者との売買契約行為は、とても個別性が強くて、思い入れのあるものを売るというかけがえのない行為です。お見合いという言葉がしっくりくると思いますが、売却に係る事務手続きや営業行為を

『どの‘不動産会社’に任せるか?』

ではなくて、

『どの‘営業マン’に任せるか?』

の視点で見ていくと、成功する不動産売却が出来るものと思われます。

また何か伺いたいことがありましたら、遠慮なくお尋ねくださいね!!」

ちひろ:

「そうなんですね!必ずしも『大手=安心で確実』ではないことと、売却は何よりも営業マンの‘人’を見るという事なんですね!とても参考になりました。佐藤さん、ありがとうございます!」

 
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