2017年03月29日
佐藤 陽

そのマイホーム 空き家予備軍ではありませんか?

佐藤 陽

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不動産とお金の専門家 FPオフィスケルン の佐藤 陽です。

このたびこちらでコラムを担当させていただきます。

どうぞ宜しくお願いいたします。




日頃からマイホーム購入を希望される方のご相談をお受けすることが多くあります。

予算に関するご相談が多いのですが、ご相談の最初にする質問があります。

その質問とは


「なぜマイホームを買うのですか?」


です。


マイホームを買いたくて、予算の相談にいらした方にお金の質問ではなくこの質問をします。

皆さん、一瞬、びっくりします。

でもそれぞれの考えを教えてくれます。


なぜこの質問をするのか?


マイホームを買うことが本当に相談者にとって必要なことか知りたいのと、

相談者の方には今一度、考えるきっかけにして欲しいと思っているからです。


購入のきっかけや理由を伺っていると「もしかしてこの方は今、家を買わなくても良いのではないだろうか?」と感じる方が少なからずいます。


例えば、こんなご家族がいました。

今、東京で働いているけれど、夫婦とも九州出身でいづれは転勤願いか転職をして、九州に戻るつもりだというお子さんがまだ小さいご家族。


もちろん九州に帰ることはまだ確定している訳ではありませんが、ご本人達は決して夢話ではなくお考えの様子です。

もし今回買った物件は賃貸するか売却して、九州に帰ったら、そこでも新たに家を買いたいと考えているとのことでした。


家を東京で買ってはいけない訳ではありませんが、使わなくなる可能性が高いケースです。

もちろんご本人達もそこは理解はされていますが、だからこそ資産価値が高くて売りやすいか貸しやすい物件を新築で購入したいとお考えです。

そうするとJRの駅から徒歩圏など立地的には申し分なそうな新築マンションの候補が挙がってきます。

当然、金額もいいお値段しています。さらに専有部分の広さが正直、ご家族4人では狭くなるのでないかと感じる物件だったりします。

ご本人達もそのあたりがやはり気になって、購入の踏ん切りがつかないからこそご相談に来られたわけですが・・・・


最終的には今回は物件の購入を見送られました。

物件の金額的にはご夫婦それぞれの収入を合算すれば、住宅ローンも貸してもらえる金額ではあります。

ただ家計的には奥さんは正社員の今のお仕事を定年に近い年齢まで継続されないとお子さんの教育費などを賄っていくことは難しい状況です。

そしていつ九州に戻ることになるか分かりませんが、賃貸に出しても住宅ローンの返済金額以上の家賃がとれる保証もありませんし、修繕積立金などが高くなってきたら、賃貸に出していてもそもそも持ち出しをしなければいけなくなるかもしれません。

さらには東京にずっと住むつもりもないのに九州に帰ることになった時に今回の物件が足かせになって、動きづらくなるのではないかと考えたようです。

冷静に考えると「今は買わなくても良いよね」となったようです。


マイホームを考え始めると、脅迫観念のように


住宅ローン借りるなら年齢的にもそろそろ

同僚がマイホームを持ち始めたから遅れをとるわけにはいかない

金利も低いし、今借りないと損だよね


など「買わなければいけない」雰囲気を感じることがあるかもしれません。

でもちょっとだけ冷静に考えてみましょう。


「そのマイホーム本当に必要ですか?」


あなたが一生かけて支払う住宅ローンで将来の空き家を作り出しているかもしれません。









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