売主に不動産屋よりも賢くなって頂くことで

売主の損を防ぐ、損を解消する

住まい専門のコンサルタント

嶌田(しまだ)です。


前回のコラムで価格の見直しは最後の手段

本当にそれしか無いのか?ということを

お話ししました。

今回は、その提案を簡単に受け入れていいものか

その判断のお手伝いになれば幸いです。

まず売主として、任せる不動産会社を決めた次に

すべきことがあります。

それは、不動産会社の販売計画とプレゼン内容に

どれだけマーケティング要素が含まれているか

アンテナを張って耳を傾けることです。

大概が活動内容なんて、どの物件でも同じことをしています。

そして、少しデキる担当者ならば

最初に価格の見直し時期と、いくらにするのかを決めます。

これは、まだ良い担当者の取る言動の傾向です。

ただし、最も大事な要素が抜けているのです。

それは、ターゲット層の絞り込み

いつターゲット層を変えるのかについてです。

これがマーケティング要素です。

一般の方、サラリーマン、普通の不動産会社の社員というのは

普遍的で、どんなお客様にも見てもらえる内容にしようとします。

これが最も良くないことです。

 

人材でも会社でも言いませんか?

なんでも出来るは、なにも出来ない証拠」だと。

商品、商材でも同じです。

これがわかっていない、最も遅れているのが

不動産業界だと私は思っています。

ある程度の期間が経つと不動産会社は

「やれ値段を下げろ、下げなきゃ売れない」と

騒ぎ立てるのです。

あたかも、すべてやりきった

こちらに落ち度は何もないと言わんばかりに。

そんなわけがありません。

どこのどんな人の心を掴もうとしているのか?

とても大切なことです。

以前にも言ったことではありますが

大事なことなので何度でも言います。

世界でたった一組でいいんです。

あなたの物件の価値を認めてくれる人を

探してもらうのは。

何十組も決まるわけがない方を連れて来てもらうことを

目的にしてはなりません。

それを重んじているか?

担当者がわかっていないのであれば

あなたが口に出して担当者に考えてもらうことを

求めてみてはいかがでしょうか?

さて、これまで不動産会社への警戒と

こちら主導にするためのコツを

お伝えして参りました。

次回からは

売主として売却準備でしておくこと

知っておくことに触れていこうと思います。

私のコラムは、辞書のような使い方ができるよう

順を追って書かせて頂いております。

これまでの記事も、初めから読むことで

効果が出やすいようにしてあります。

是非、そのような使い方をしてみてください。

 
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