2017年02月16日
下村篤史

誤った判断をしないために

下村篤史

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不動産売買というと、人生の中でも5本の指に入るぐらいの大きな決断を迫られることでしょう。

絶対に失敗は許されないと言ったらオーバーかもしれませんが、

誤った判断をしてしまうことは極力避けたいものです。

そこで確証バイアスという人間の判断のクセを知っておくと役に立ちます。


人間には、自分にとって脅威となる情報や不都合な情報には目をつぶり、

都合のよい情報や自分の考えを裏付ける情報にはよく気づくという認知(判断・解釈・意識)傾向があります。

たとえば、

会社で自分が提案しようと思っている戦略が危険であることを知らせてくれるデータや財務情報が手元にあるのに、

きちんと見ることもせず、

見たとしてもそのことを忘れてしまいます。

このような傾向を確証バイアスといいます。

第三者からみると、

「どう考えたって誰も買わないような商品だよなあ」

「そんなことをしたってすぐにばれて傷口が広がるだけだろ」

と簡単にわかるようなことが、

企業の不祥事等のニュースになったりしますが、

それもこの確証バイアスという認知傾向が働いて、

自分に不都合な情報を見ないようにしてしまった結果ということもできます。


こうした誤った判断をしてしまうことを防ぐには、

私たちが自分にとって都合の良い情報にばかり目を向け、

都合の悪い情報は見逃してしまう認知のクセをもっていることを、

絶えず意識しておくことが必要です。

ただ、「意識しておけ」と言っても、

そのこと自体に考えが向かなかったら意味がありませんので、

常日頃から重要な判断の際は、


あえて自分が決断しようとしていることのデメリットだけを書き出してみて、

それでも決断を間違っていないか考える


一晩置いて、決断するのは翌朝にする


といった習慣にしておくといいのではないでしょうか。


若いころ、好きな女の子へのラブレターを、

夜、一人でいろいろなことを妄想しながら書いて、

翌朝読み返してみたら、くさい言葉のオンパレードで、

非常に恥ずかしくなって破り捨てたという経験をされた方もいると思います。

何を隠そう、私もその一人で、

私は夜のうちにポストに投函してしまったため、

恥ずかしい手紙が相手に届いてしまいました…。

ああ、あの頃、確証バイアスを知っていたらよかったのにと思う今日この頃です。


(参考文献 「仕事でつかえる心理学」 著者 榎本博明氏)


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