建物外観完成イメージ(明治通り側から) ※プレスリリースより

 三菱地所は15日、日本製粉、ジャパンリアルエステイトとの3社共同で新宿駅南口エリアに大規模複合ビルを

2019年8月末に竣工すると発表した。

 これは「(仮称)新宿南口プロジェクト」と呼ばれるもので、6月1日から着工を開始する。

 同プロジェクトは明治通り沿道の旧耐震基準の新宿パークビル・日本製粉本社ビル・日本ブランズウィックビル(いずれも旧)の

老朽化建物3棟を1棟のビルに建て替えるというもの。

 
 建設予定地は東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目で、タカシマヤタイムズスクエア南館専門店前の好立地に位置する。
 今回のプロジェクトにより新宿・代々木エリアの回遊性が高まることが期待されている。

※プレスリリースより

 また大型オフィス(「基準階」の天井高は2800mm・専有面積は約560坪の整形なフロアプレート)を中心に、

商業施設、地域貢献施設で構成されている。

※プレスリリースより

 新宿駅新南口からの既存デッキを延伸することで建物3階部分と接続させ、駅からの直接動線を確保。

 駅から建物までは徒歩5分で行けることも魅力。

 

※プレスリリースより

 隣接するアグリスクエア新宿と一体となって広場(約1700㎡)を新設。
 さらに西側のタカシマヤタイムズスクエア敷地内の公開空地と連続的かつ一体的に繋げることで、賑わいと交流の場を創出する。

 この空間の創出と共に、街区内の歩行者空間(プロムナード空間)の整備により、歩行者の利便性や回遊性の向上を図る。
 敷地の約40%を占める広場・歩行者通路や建物低層部には、新宿御苑の豊かな緑とも繋がる多種多様な緑化を行い、

都市に豊かな潤いを提供する。
 
 ほかにも地域防災機能の強化・充実も図る。
 施設利用者(就業者・来街者)、地域住民のための防災機能を整備する。
 3階オフィスロビーについては帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設として開放する。
 これにより約350人の帰宅困難者の受け入れが可能となる。

 また一定規模の防災備蓄倉庫を整備するとともに、自家発電設備を導入(72時間の非常用電源供給)し、

地元町会用防災倉庫(約30㎡)を1階に整備する。

 加えて、渋谷区民のための広域的公共サービスを提供する場として、約500㎡の地域貢献施設を2階に整備するという。

 同社では「今後も急速に発展が進む新宿駅新南口駅前エリアの更なる賑わい創出に寄与するとともに、

街の魅力を向上させて参ります」としている。

※プレスリリースより

 
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