賃貸アパート経営支援のインベスターズクラウドの子会社、Robot Home(ロボットホーム)は6月12日、「賃貸住宅キット」のOEM提供を行うことが決定したと発表した。
 他社への「賃貸住宅キット」のOEM提供は初となる。

概念図         ※プレスリリースより  

 提供先は、JASDAQ上場企業でマンション開発や不動産経営のトータルサポートを行うデュアルタップで、自社ブランドマンション「XEBEC(ジーベック)」シリーズの企画、開発を行っている。

 そもそも「賃貸住宅キット」とは、誰でも手軽にIoT(あらゆるものがインターネットにつながる)の賃貸住宅を提供できるIoTサービス。

 「賃貸住宅キット」を活用することで、入居者は生活の利便性と安全性を高めるとともに、室内のセントラルコントローラーを活用した多様なライフスタイルの実現が可能になる。

 また、賃貸経営を行うオーナーは、IoTを活用して「空室状況」、「内見状況」の把握、空室時の「セキュリティ対策」などが可能だ。

 「賃貸住宅キット」は、様々な機能を搭載できるタブレット型ゲートウェイのセントラルコントローラーをはじめ、開閉・揺れを感知してスマートフォンに通知するウインドウセキュリティ、IR(赤外線通信)を活用したネイチャーセンサーリモートコントローラー、外出先でも受話応答が可能なドアホン(オプション)、3つの方法で解錠できるスマートロック(オプション)を搭載しており、賃貸住宅のIoT化を推進するもの。

※プレスリリースより

 今回、デュアルタップに提供する「デュアルタップキット」は、今冬をメドに自社ブランドマンション「XEBEC」へ導入する計画という。

 「XEBEC」は「デュアルタップキット」の導入により、IoTを活用した次世代型賃貸住宅となる。

 室内に設置されたセントラルコントローラーは、各種IoT機器の操作だけでなく、コンシェルジュによる水漏れなどのトラブルや退去時の連絡など、入居者の毎日の生活をサポートする。

 同社では、2018年12月までにアパート経営を始めたい人にオンライン上で土地を紹介し、デザインアパートの提案・建築・賃貸管理のワンストップサービスを提供するアパート経営プラットフォーム「TATERU」の物件において1万室の供給を目指し、OEM提供における「賃貸住宅キット」の普及と不動産業界のIoT活用の促進・活性化を図っていきたい、としている。

 
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