伊藤忠グループ傘下で総合不動産の伊藤忠都市開発は7月6日、同社が管理運営する賃貸マンション「クレヴィアリグゼ」の一部住戸に対し、パナソニックの「おやすみナビ」システム一式を導入して「ねむれるーむ」として改装し、睡眠に関するモニター実証調査を開始したと発表した。

 「おやすみナビ」は、IoT(あらゆるモノがインターネットにつながる)を活用して快適な睡眠環境をサポートするもので、エアコンやワイヤレススピーカー、LEDシーリングライトなどと連携し、快適な睡眠環境を手助けするスマートフォン用のアプリだ。

 今回、パナソニックとの共同で実施するモニター実証調査では、「ねむれるーむ」の実際の入居者から快眠システムの効果や使い勝手などを直接聞き取る面談インタビューを季節毎に年4回実施、1年間快眠効果の効果検証に取り組むという。

※プレスリリースより

 対象物件は、「クレヴィアリグゼ西新宿」「クレヴィアリグゼ荻窪」。

 そもそも、快眠システム導入の背景には、近年の快眠ニーズの高まりがある。

 厚生労働省が2014年3月に発表した「健康づくりのための睡眠指針2014」では、睡眠の「量的な不足」や「質的な悪化」は、生活習慣病のリスクを高めるだけではないという。不眠はうつ病などの心の病に、睡眠不足や睡眠障害による眠気はヒューマンエラーに基づく事故につながるなど健康上の問題や生活への支障が生じるため、適切な睡眠量の確保や睡眠の質の改善を促している。

 通勤時間など諸事情から「睡眠の量」については容易には改善できないが、「睡眠の質」は寝具や寝室の環境(温湿度・明るさ・静けさなど)で改善できることから、最近は高機能の布団や枕、入浴剤や音楽や香り等の入眠を誘う「快眠グッズ」が相次ぎ発売され、健康志向の消費者の購買意欲を喚起するなど、睡眠に関する意識は高まっている。

 同社独自の調査でも、睡眠の満足度が低く睡眠環境を改善したいという回答が7割を超えたという。

※プレスリリースより

 そうしたニーズの高まりから、同社では住空間における「快眠環境の提供」がマンションの付加価値に成り得るという仮説を立て、快眠空間を提供する設備として、IoTを活用する「おやすみナビ」システム一式を選定し、保有運営中の賃貸マンションの空室で実証のために調査を開始したという。

 同社では、この調査を通じて、「IoT活用」や「快眠環境」がマンションの付加価値を高める可能性を探り、弊社が開発する「クレヴィア」マンションの更なる進化を追求してまいります、としている。

 
  • line
  • facebook
  • twitter
  • line
  • facebook
  • twitter

本サイトに掲載されているコンテンツ (記事・広告・デザイン等)に関する著作権は当社に帰属しており、他のホームページ・ブログ等に無断で転載・転用することを禁止します。引用する場合は、リンクを貼る等して当サイトからの引用であることを明らかにしてください。なお、当サイトへのリンクを貼ることは自由です。ご連絡の必要もありません。

このコラムニストのコラム

このコラムニストのコラム一覧へ