大和ハウスグループで、不動産販売・賃貸・流通事業を手掛けるコスモスイニシアは7月27日、販売中のリノベーションマンションの修復前後のイメージを、VR(仮想現実)機器を使って体験できるサービスを開始したと発表した。

※プレスリリースより

 当初は東京都豊島区南池袋の同社池袋営業所で開始し、随時、他の営業所でもサービスを開始する予定という。

 同サービスは、大和ハウスグループで情報処理サービス、ソフトウエアのシステム開発などを手掛けるメディアテックが、ITベンチャーのカディンチェと共同開発したプラットフォームを利用し、リノベーション工事前の室内画像とリノベーション工事後のCGイメージ画像を見られるサービス。

 ホームページ上からも360度のCG画像が閲覧可能で、実際、同社営業所でヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使うことでよりリアルに疑似体験ができるだけでなく、工事完了前にお客の好みを部分的に反映することが可能という。

VRの仕組み    ※プレスリリースより

 これまでは、お客からすると工事が完了してから部屋を見るという販売方法が多く、また販売者からすると新築マンション販売のようにモデルルームやCGを1戸ずつ用意するとコスト上昇につながるといったことが課題としてあった。

 販売中の物件の工事完了前に完成後のイメージをホームページ上で気軽に見ることができるサービスはあまり見かけられなかった。今回360度のCG画像による完成イメージをホームページ上で気軽に見られ、HMDを利用しVRによるリアルなイメージを疑似体験できるサービスを開始したという。

 VRサービスの導入のメリットとして、お客が購入したい物件のリノベーションイメージが確認できることだ。工事完了後まで待つことなく、安心して物件を購入できる。

 
 また、工事完了前にお客の好みを部分的に反映することが可能となった。同社が展開するデコレーションイメージの中からお客が好みのコーディネートをセレクトできるプラン「ホームデコレーションサービス」を組み合わせることで、キッチンの腰壁やリビング・ダイニングのアクセントクロスの仕様を自分好みにセレクトできるという。

※プレスリリースより

 同社では、住宅ストックの活用という社会課題を解決し、住まいの新たな選択肢としてニーズが高まるリノベーションマンションの商品・サービスの向上を推進してまいります、としている。

 
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