三井不動産は9月13日、物流ICT(情報伝達技術)に特化したショールーム「MFLP ICT LABO」を開設した。開設場所は、同社が開発・運営を手掛ける千葉県船橋市の「三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅰ(MFLP船橋Ⅰ)」内となる。


※プレスリリースより

 今回、展示製品の第1弾として、自動倉庫型ピッキングシステム「Auto Store(オートストア)」(岡村製作所が販売)に加え、ICT関連機器として合計16種類を展示するという。

 同社施設の入居企業および入居検討企業に広く紹介すると共にLABO内では、実際に操作使用をしてもらうことで、機器の効果を実際に体験できるようにするという。

 また、各メーカーと連携して各製品の購入サポート、直接購入を希望しない場合、リース会社などと連携して、物流施設の提供に加えて、ICT関連機器も合わせたセット貸出スキームも提供するという。

 さらに、希望客には、既存の物流施設における課題の抽出、ICT機器の導入による生産性向上のシミュレーションなどの新たなコンサルティングサービスを提供する。

※プレスリリースより

 今回展示される主なICT関連機器は次の通り。

 ① 「Auto Store」
 ノルウェーのAutostore As社が開発した次世代型ロボット自動倉庫で、日本では岡村製作所が販売する。導入数は全世界で51システムにのぼり、様々な業種・業態で活用されている。
高い収納効率を生かし、特に多品種少量のロングテール商品を扱う通信販売業界の物流拠点やメーカーの保守部品サービスセンターなどに最適なシステム。
 専用コンテナを高密度に収納し、ロボットがコンテナの出し入れを行うロボットストレージシステムで、格子状に組まれたグリッド(支柱・梁)、ビン(専用コンテナ)、ロボット(電動台車)、ポート(ピッキングシステムの各モジュールで構成されている。

※プレスリリースより

 ② 「イージーリフト」
 アムンゼン社の真空技術に基づいたリフト機器で、指先だけの簡単なレバー操作で、誰にでも重い荷物が簡単に運べる。重量物を吸着させて運ぶことで、作業時間の短縮、労力の軽減、少人数化などを実現する。

※プレスリリースより

 ③ 「パワーアシストスーツ」 
 荷物の持ち上げを補助するパワーアシストスーツは体幹の動きに合わせて、両腰部のモータを回転させ、荷役作業時の腰への負担を軽減させる。開発はベンチャー企業の「ATOUN(あとうん)」

※プレスリリースより

 ④ 無人搬送台車「S-CART」 
 日本電産子会社で減速機、無段変速機メーカーの日本電産シンポの次世代型の無人搬送台車。自ら考え動き、ガイドレスで自動運転が可能。

※プレスリリースより

■MFLP船橋Ⅰ
 http://mflp.mitsuifudosan.co.jp/logistics/mflp-funabashi/

 
  • line
  • facebook
  • twitter
  • line
  • facebook
  • twitter

本サイトに掲載されているコンテンツ (記事・広告・デザイン等)に関する著作権は当社に帰属しており、他のホームページ・ブログ等に無断で転載・転用することを禁止します。引用する場合は、リンクを貼る等して当サイトからの引用であることを明らかにしてください。なお、当サイトへのリンクを貼ることは自由です。ご連絡の必要もありません。

このコラムニストのコラム

このコラムニストのコラム一覧へ