三井不動産レジデンシャルほか7社は9月16日、千葉市美浜区で現在開発中の住商複合開発プロジェクト「幕張ベイパーク」(「幕張新都心若葉住宅地区開発」)における分譲住宅事業「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」のモデルルーム「幕張ベイパーク マンションミュージアム」をプレオープンする。

※プレスリリースより

 同開発プロジェクトは、総面積17万5809㎡の8区画に約4500戸の住宅を整備し、約1万人が暮らす街を開発するというもので、分譲住宅事業の第1弾となるのが「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」。

 同物件は、地上37階建ての超高層免振タワー棟448戸と地上8階建てのレジデンス棟49戸の総戸数497戸からなる。敷地面積は約1万7100㎡で、間取りは2LDK~4LDKで、専有面積は59.77~106.77㎡、バルコニー面積は10.69㎡〜44.08㎡となる。

 
 物件の販売は今年11月下旬、竣工は2018年12月下旬、入居開始は2019年3月下旬をそれぞれ予定している。

※プレスリリースより

 同プロジェクトの主な特長は次の4点になる。

 ①「全米一住みたい街」ポートランドをモデルにした、新しい“豊かさ”を実現する街づくり
 ②ミクストユースの街づくりによる「街の賑わい」醸成
 ③「全米一の設計事務所」が提案する、地域特性を活かした「コミュニティ形成」を促す街づくり
 ④国家戦略特区としてドローン活用などの「次世代の生活インフラ」構築の推進

 ①では、コンセプト開発において「交通の利便性(都心部からのアクセスが良い)」や「身近にある豊かな自然環境」といったことをはじめ、幕張若葉地区と立地条件の共通項が多い「全米一住みたい街」と言われるオレゴン州ポートランドに着目した。地域コミュニティや自然への繋がりを重んじるポートランドの暮らし方は、次世代のライフスタイルとして共感を呼び、大都市からの移住者が絶えない街としても知られており、そうした街づくりのモデルとして参考にするという思いがある。

 ②では、「街の賑わい」というソフト面を充実させるため、JR海浜幕張駅や周辺地区から人々を招き入れる「商業エリア」と、街の人々が子育て、自己研鑽などができるローカルサービスを充実させ、街の中心となる公園を通じて人々がさまざまなアクティビティを享受する「コミュニティエリア」の2つの主要エリアを計画している。住・学・遊の各要素が街全体として機能し、多世代交流を可能にする、人が集まる都市をデザインするという。

左右写真共に、プレスリリースより(右写真について、計画段階の図面を基に描き起こしたもので、形状・色等は実際とは異なる)

 ③では、ポートランドを拠点に同市の街づくりに長年携わってきた設計事務所「ZGFアーキテクツ」を街づくりのコンサルタントとして招聘。さらに、街づくりの「デザインガイドライン」を建築家・光井純氏が監修。住む人・訪れる人にかかわらず、アクティブなライフスタイルに共感する人々が集う街として、人と人とが繋がる環境デザインを用いてコミュニティの活性を促すという。

※プレスリリースより

 ④では、国家戦略特区の千葉市は、幕張新都心を中核とする近未来技術を活用した街づくりを目指す。現在さまざまな先端技術の実践活用が検討されているが、同プロジェクトエリア内における生活必需品や医薬品の「ドローン宅配」の検討や、幕張新都心内の公道(車道・歩道)を利用した「自動運転モビリティ」運行サービスなどの実現に向け、様々な分野の英知を結集した官民共同での実証実験を開始しているという。

※プレスリリースより

 

 また、同プロジェクト敷地内に地域コミュニティの拠点となる施設「MAKUHARI NEIBORHOOD POD(幕張ネイバーフッド ポッド)」が9月14日にオープンした。カフェ、ブルワリー、貸しスタジオ、フリースペースなどで構成され、展示やライブ、講演など、地域に開いたさまざまなイベントを開催していくという。

※プレスリリースより

 プロジェクトは2016年から始動しており、2029年春までにすべてを終える予定という。

※プレスリリースより


 なお、同プロジェクトの参加企業は、三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業の7社。

■幕張ベイパークタワーズ&レジデンス
 http://www.makuhari-pj.com/shinchiku/G1502001

■MAKUHARI NEIGHBORHOOD POD

 http://makuhari-neighborhood.jp/activity/pod-space/

 
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