東京都文京区の47億5000万円の大豪邸は、本サイトで、なぜ?なぜ?づくしの疑問が噴出した第1弾の記事公開以降、一般誌も取り上げるほどの大きな話題となっている。


(47億5000万円 東京・文京区で売却の豪邸は何から何まで謎だらけ)はコチラから

本サイト取材班でも負けじと取材するが、
聞こえてくるのは豪華な物件の中身に比して、どこかチグハグな売却計画ばかり。


白亜の豪邸の謎に迫る第2弾をご覧いただきたい。




(昨年秋ごろから配布されていた物件の写真)

昨年から水面下で売却計画するも不調に終わる

「マイソク(※不動産のチラシ)を最初に見た時は桁が間違ってない?と確認しましたよ」とは47億5000万円豪邸の売却について相談を受けた都内の男性だ。

不動産を複数所有する富裕層向けのコンサルタントとして活躍しており、昨年10月頃にある人物を介して、この破格物件の買い手はいないか聞かれたらしい。

普段から見慣れたチラシの体裁はそのままで、金額だけがバカ高いマイソクを見て腰を抜かしそうになったという。

しかし、見せられた物件資料は質の高いものではなく。

「写真はデジカメで撮ったものだし、マイソクもA4用紙1枚だけ」で、超が付く高額物件を売るには思えない代物ものだった。

確かに販売金額を考えれば、中クラスの分譲マンション開発と同規模の案件。建物撮影の専門カメラマンが撮影してもよさそうなものだ。

「決まれば手数料だけで凄い金額になるとは話しましたけどね…」47億5000万円の売買仲介を手掛け、法定仲介手数料3%を手にすれば1億4250万円。手数料も法外な金額となる…。

その他にも、複数の不動産会社や富裕層に強い専門家に話しが持ち込まれたらしいが、買い手は一向に現れず、ネットでの一般募集となったようだ。

(抜群の立地にある豪邸)


謎の売主に迫る

本サイト既報の通り、物件のオーナーは都内の開業医一族の資産管理会社だ。オーナーが経営する病院のホームページを見てみれば、だれもが思わず膝を打つのは間違いない。紹介されている病院内の様子は白壁の外観から、絨毯式の廊下、豪華なシャンデリアにいたるまで、くだんの豪邸と同じだからだ。 

医療口コミサイトには全個室でシャワー付きという設備、丁寧な診察に加えて和洋中にイタリアンも加えた豊富な食事のメニューなど評判の良さをうかがわせる書き込みが並ぶ。実際に、近隣の妊婦には人気の病院らしく、常に混雑しているという。医療人としての腕が確かなのは間違いないようだ。

加えて、豪邸の中身も「本物」評判だ。

総大理石の建物だけでなく、家具や調度品も完成度は高くアンティーク商から購入したり、時間をかけて職人に造らせたりしたものばかりだという。

豪邸の中まで見学した人物によると、「凄いの一言」と形容する言葉もなかったらしい。

(こだわりぬいた調度品の数々)

こだわり凄すぎて誰も買わない?

一方で、計算違いなのは売却までのプロセスだ。

先述の貧相な紹介チラシだけでなく、計画そのものにも無理があるとの声がもっぱらだ。

「あれだけの金額をだせる人なら、ゼロから自分で造ってしまうのが普通。他人の趣味に付き合うわけないでしょ」(都内不動産会社経営者)

なかなか買い手が現れなかったことから、一時は「民泊」として貸し出してはどうか?とのアイデアも持ち込まれたらしいが、物件のあるエリアは由緒ある住宅街。

バカ騒ぎする観光客を誘致するには似つかわしくなく、あえなく却下となったという。

オーナーは、なかなか進まぬ売却交渉だけでなく、ネット公開で引き起こした思わぬ騒ぎに苦慮しているとのこと。物件検索サイトに公開していた広告は取り下げて、騒ぎが収まるのを待っている状況だ。

「病院経営で問題はないなら、すぐにお金がいるわけでもない。自分たちで住むのか、水面下でゆっくりと売主を探すんでしょう」(不動産会社経営者)

それにしても際立つのは、売却がうまくいかなくてもびくともしないオーナーの経済的余裕だ。

庶民としては、羨望を通り越して素朴なる疑問がふつふつと湧いてくる。

お医者さんってそんなに儲かるんですね。

 
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