秋篠宮眞子さまが国際基督教大学時代の同級生と、今夏にも婚約が内定と報道があった。おめでたい話題に、日本全国が祝福ムードに包まれている。
内定後は、様々な儀式や会議を経て降嫁され、眞子さまは皇籍から離脱される。
報道などを通じ、幼少期から眞子様の成長を見守ってきた国民も多く、皇室を離れた、その後の生活が気になる人も多いのではないか。中でも、お住まいはどちらになるのだろうか。まさか、ご近所さんになることなどありうるのか。
そういった少しばかり気が早い読者にとっては、過去に降嫁した元皇族の方々の事例が参考になるかもしれない。


皇居・二重橋  (写真=写真ACより)

眞子さまファンの心中はいかに

眞子様のお相手は、小室圭さん(25歳)である。
小室さんは、都内の法律事務所にパラリーガルとして勤務しながら、一橋大学大学院に通う学生でもある。パラリーガルとは、弁護士の指示と監督の下、法律事務を行う仕事で、書類作成や依頼の聞き取り代行などが主な業務となる。
大きな法律事務所では、このパラリーガルがいないと業務にならないというほど重要な職種ではあるが、一般に弁護士に比べ収入は多くないとされる。
それでなくとも若者夫婦には冷たいご時世である。
幼少期から見守ってきた眞子さまファンの中には、今後の生活に一抹の不安を覚える人も居るのではないだろうか。
小室さんには大変失礼な話に聞こえるかもしれないが・・・

皇籍から離れるとどうなるのか

実は皇族を離れた際に、支給されるお金がある。
皇室の財政について定めた皇室経済法に記載されている。
第6条に、「皇族であった者としての品位保持の資に充てるために、その身分を離れる際に一時金を支出するものとする」とあるのだ。この一時金は、皇室経済会議なる話し合いで決められる。
また、金額として皇族が受け取っている皇族費の10倍以内と定められている。
宮内庁の皇族費予算は1525万円である。
そのため、上限は約1億5250万円となる。

2005年に皇族から離れた黒田清子さんには、1億5250万円の一時金が支給された。
また、先述の千家典子さんは、約1億円が支給されたという。
この差は、天皇から何親等かで変わってくるとされる。
黒田清子さんは、今上天皇の子どもで1親等、典子さんは天皇直系ではない為3親等となる。
眞子さまは天皇の孫であるため2親等となる。
つまり、眞子さまはお二人の中間で約1億2000~1億3000万円の一時金が支給されるのではないかと予想される。
このお金を、新居費用に充てるも、貯蓄するも、警備に充てるもよし、自由である。

眞子さまはどこに住まれるのか

皇室に限った話ではないが、婚約準備として一番大事なのが、新居探しと言われている。女性皇族が民間に嫁いだ場合、原則として嫁ぎ先の親と同居するという。
嫁いで皇族ではなくなったとはいえ、超著名人であることには変わりない。
新居にはマスコミなどが駆けつけることも予想される。
また、かつて元皇族を狙った誘拐未遂が計画されたこともあり、新居選びには神経質になりかねない事情もある。そのため、防犯はもちろんのこと、元皇族としての品位を保持しなければいけない為、相応の住宅でなければいけない。
実際に、黒田清子さんは1億円越えと噂される都内の高層マンションに住んでいると報道されたこともある。
もし、一時金を高級マンションの購入費用に使ってしまうと、その後も「品位のある生活」が維持出来るのか心配である。秋篠宮様から仕送りなどもできない。

眞子さまは現在、公務の傍ら東京大学総合研究博物館で特任研究員という職につかれている。
今は公務でお忙しいため、研究職に専念できないが、婚約をされ、公務のご負担が無くなると博物館に常勤研究員として働かれる可能性もあるだろう。
女性の活躍が叫ばれる社会の中で、元皇室の方もバリバリと働かれる姿は日本人全体の考え方に新しい風が吹くに違いない。

この博物館は、東京大学本郷キャンパス内にあるので、もしこちらにお勤めになるのであれば、職場に近い方が何かと便利だ。
小室圭さんは東京駅近くの法律事務所に勤務しているという。
そうなってくると、東大、皇居にも近い秋葉原や飯田橋辺りが便利ではないかと思う。

天皇家のご結婚は国民のお祝い事である

気が早いにも程があるが、実際のところ、どちらに住まれるかは、こちらがいくら詮索しても分かるわけがない。
ただ、眞子さまがご結婚されることは国民にとって大変喜ばしいことである。
正式な発表を待つばかりである。

 
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