日清食品が発売している、カップうどん「どん兵衛」の新広告がネット上で話題になっている。
〇〇分圏内、希望小売価格××円、といった文言が使われ、一見、新築マンションの売り出しチラシと見間違えるつくりだ。この広告について日清食品ホールディングスに取材した。


うどんには、やはり「おあげ」 (画像=どん兵衛HPより)

箸で持ち上げられたうどんは、なぜか光り輝いている。
そして、やけに大げさな形容詞で彩られたキャッチコピー。
まさにマンションポエムだ!
SNS上では、
「どこのマンションポエムかと思ったら、まさかのどん兵衛。希望小売価格180円。さすがすぎる」

「朝二度見した広告wwwwwwマンション違うwwww」
など絶賛の声が聞こえる。

マンションポエムとは?

主にマンションを売り出す広告で使われる、独特な表現で作られたキャッチコピーのことである。

例えば、『都市の躍動と未来を見晴らす』『真の東京はここにある、The TRUTH』など、
どこかクサイが、かっこよく思える言い回しや当て字などをマンションポエムと呼ぶ。

そもそも、なぜこんな言い回しを使うかというと、マンションの広告を出す際、多くの規制が存在しているからだ。
「完全」や「完璧」といった絶対表現、
「最高」といった最上級を意味する表現、
「格安」といった値段の表現などは、
不動産の業界団体である不動産公正取引評議会で禁止されているのだ。

こういった文言は使わず、マンションの良さを購入者に伝えようとすると、先ほどのようなポエムが生み出されるのだ。

どん兵衛の広告に書かれている文言は「美を讃えた麺の上で、静謐のおあげに出逢う」しっかりとマンションポエムっぽいポイントがしっかり押さえられている。

日清食品に広告について話を聞いた

話は戻って、どん兵衛のマンションポエム風の広告が生まれた背景について日清食品ホールディングス広報によると、今回のマンションポエム風の広告は
「どん兵衛の美味しさを改めて皆さまにお伝えするためには、未だ挑戦していない領域に踏み込む必要があるのではないか、という考えのもと、表現の豊かさを突き詰めていった結果、今回のポエムによる品質表現に至りました」という。

また、本物と勘違いするほど完成度の高いポエムについても入念に調査して、作ったモノだという。
「実際に広告を作り上げていく際には、多くのマンション広告を収集し、独特の書体や言葉選び、斬新なふりがなや当て字、「※」による註釈の多用といったマンション広告の特徴を改めて徹底的に研究し、再現することを目指しました」

日清食品では、これ以外にもどん兵衛で人気ラーメン店・ラーメン二郎をまねる「どん二郎」などに挑戦していて話題を呼んでいる。

こういった、挑戦的で笑える広告手法を取る理由も、
「食べ物は、食べるシチュエーションやその時の気分で同じものを食べても美味しいと感じたり、そうでなかったりします。日清食品では、Happyな気持ちで食べていただきたいと考え、広告を作成しています」と食べる時の気持ちにまで踏み込み広告を打っているという。
見た人の興味を引く広告は、時として大きなバッシングを受けたりもする。
非難を恐れず、面白い広告を作ってほしいばかりである。


おそばには、やっぱり天プラです!
(画像=どん兵衛HPより)


ダシは鰹で決まり!
(画像=どん兵衛HPより)


東西で論争も起きる関西風のお出汁 
(画像=どん兵衛HPより)


シャキッとした麺が特徴 
(画像=どん兵衛HPより)


夜食に最適のどん兵衛 
(画像=どん兵衛HPより)                                                                                                        

 
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