皆様、こんにちは。クリスマスも終わり、今年も残すところあとわずか。

師走ということでバタバタな毎日ですが、私は最近ふるさと納税にハマっております。

ふるさと納税』は、好きな地域(都道府県や市区町村)に寄附をすることで、住民税が一部還付・控除されるという制度なのですが、それだけではなく、返礼品として地域の特産物などを貰うこともできる点で地域の応援をしながらお礼まで貰えてしまうという、地域にとっても寄附者にとっても嬉しい制度です。

返礼品もとても充実しており、各地域の特産品を見ているだけでもとても楽しいです♪

ところで、昨日ふるさと納税のサイトを見ていたところ、北海道中標津町の返礼品でとても興味深い品を見つけてしまいました。

それは、『空き家の管理』!!

最初は「えっ?!」と思いましたが、調べてみると全国各地で70以上の自治体が『空き家の管理』を返礼品の項目として掲載していました。中には、空き家の管理だけではなく、お墓の清掃・管理のサービス、更に広島県尾道市では空き家の再生物件の見学と宿泊体験まですることができるというサービスまでありました。

空き家の管理は、具体的にはふるさとに残している寄附者の住宅が空き家になっているような場合、その自治体のシルバー人材センターや市内事業者等が管理を請け負い、寄附金額に応じて年に数回家を見回って貰えるというものです。

自治体によっては、庭の草刈りや部屋の掃除をしてくれたり、届いた郵便物などをチェックして報告書と一緒に送ってくれたり、更には近隣住民からクレームがあった場合に1次対応までしてくれるというところまであります。

寄附をする者にとっては、ふるさとに残している家を定期的に見回ってくれることで前回の記事でも書いた問題点(①周辺住民への悪影響(災害時の倒壊や雑草・悪臭、景観の悪化)②犯罪の増加(放火物の対象になりやすい))などを解消することができます。

また、地域にとっても見回りをする人員を確保するために人を雇用する必要があり、その結果、地域経済が活性化するという利点もあります。

このように寄附者にも地域にも良い影響があるため、今後も各地域で増えてくるサービスではないかと思っています。

今年度中の寄附はまだ間に合います。

皆様も大掃除の合間に各自治体が知恵を絞って出した返礼品をチェックして、地域を応援してみてはいかがでしょうか?

 
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空蝉の家
2016年12月02日

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