「マンションを売りに出しているが、まったく売れない。」「内覧者は来るが、成約にはいたらない。」と、お困りではありませんか?そのまま放っておいてはいけません。売れないには売れない事情があります。その原因を「点検」する必要があるのです。

売れないマンションには点検が必要

・価格の点検

たとえば、問い合わせがまったくないのであれば、売却価格を見直す必要があるかもしれません。普通、売却価格とは不動産会社の査定価格を基礎に考えますが、不動産会社は価格が高いほうが契約をとりやすいために、若干高めに設定することがあります。そして、売主が不動産会社の設定価格よりもさらに高めを希望するため、結果として査定価格よりもかなり高く設定されてしまうことがあるのです。

このような場合、少々価格を下げたとしても、それが相場程度であれば市場にインパクトを与えることはできません。

・不動産会社の点検

不動産会社に原因があるかもしれません。売買が成立すると売主が仲介を依頼した不動産会社と買主を仲介した他の不動産会社が仲介手数料を受け取ります。しかし、売主と買主を仲介した不動産会社が同じなら倍の手数料を受け取ることができるのです。

つまり、売主と買主の両方から手数料を受け取るために、売主の情報を表に出さなかったり、他社の紹介した買主を商談中などの理由をつけて断ったりするケースがあるのです。

・内覧の点検

マンションを評価するポイントとして、「築年数や補強工事の有無」が評価されるのですが、どの部屋も同じ築年数だから同じ評価になるとは限りません。特に内覧者の評価は、部屋の内側の印象で大きく変わるのです。

内覧のときに、購入希望者が印象を悪くするような状態では、まず、購入の対象にはなりません。

マンションの売れない原因を点検すると、上記のような状況が疑われます。点検をするということは現状の洗いだしをすることです。つまり、これらの状況を改善することにより売れないマンションを売れるマンションに変貌させましょう。では、次回は、改善の仕方についてご紹介します。

 
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