■東京 地価が一番高いとこツアー

「公示地価」という言葉をご存知でしょうか?毎年発表され、土地の取引価格を算出するための指標となるものです。東京の地価はここ数年、高騰しています。では市区町村それぞれで、土地の価格が一番高い場所はどこなのでしょうか。実際に行って調査する企画です。


今回は「渋谷区」で一番高い所に行ってきました。(リビンマガジンBiz編集部)


渋谷区と言えば


さて、渋谷区はご存知「渋谷駅」周辺をはじめ、様々なエリアがあります。

世界的に流行している「KAWAII文化」、ファッションの最先端をリードする「原宿」や、。ハイソなイメージが定着している「青山」、「表参道・外苑」、「恵比寿」、「代官山」、「広尾」、。オフィスも多い「初台」など、主に人が多くたくさんの人が集まるエリアが想像できあります。また、一歩離れてみると、「松濤」や「代々木上原」など閑静な住宅街もありますよね。

なるほど、。どのエリアをとっても「公示地価」が高そう。どこが渋谷区ナンバーワンになってもおかしくないです。では渋谷区で最も公示地価が高い場所を発表いたします。


公示地価が最も高い場所は「渋谷区宇田川町2-23」


このエリアでした。なるほど。やはり「渋谷駅」周辺でしたね。2017年(平成29年) 公示地価を調べると、なんと1㎡で2160.0万円!坪単価にすると7140.5万円となります。

以前前回調査した世田谷区で最も高い公示地価は坪単価707.4万円、比べると渋谷区は世田谷区の10倍以上の公示地価となります。世田谷区は高級住宅街のイメージがありますがこれは驚きですね。さらに驚くは前年比です。なんと28年度から比較すると+14.29%上昇しています。渋谷という街の価値が数字だけをみても上昇していることが明確ですね。想像以上です驚きました。では、早速「渋谷区で一番公示地価が高い場所」へ行ってみましょう。渋谷といったら夜の街!!ということで暗くなってから行ってみました!

スクランブル交差点周辺


(撮影=リビンマガジンBiz編集部)


(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

着きました渋谷駅。今日も渋谷駅には若者をはじめ沢山の人で溢れています。渋谷はここ数年で外国人観光客が増えましたよね。この日も沢山の外国人観光客の方がスクランブル交差点を撮影していました。


(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

スクランブル交差点のすぐそばの一角、ここが「渋谷区宇田川町2-23」にとなります。センター街と、109から始まるBUNKAMURA通りの間、一角となります。ではこの一角を周ってみましょう。まずは大手メガバンクが通り沿いにあります。


(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

センター街へでる小道は、昔ながらの渋谷を彷彿させる少しスラムなイメージ。少し懐かしいですよね。目の前のブロックの壁には都会ならではの「グラフィティアート」がありました。やはり、若者の文化の街ですね。


(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

センター街にでました。中古ブランド販売店があります。


(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

隣のビルには宝石店も。


(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

さらに進むと大手靴店も見みえてきました。

この一角が「渋谷区で一番公示地価の高い場所」となります。

未来都市・渋谷


渋谷駅周辺は2020年に開催される「東京オリンピック」へ向け、ここ数年間で飛躍的大規模な再開発が続いています。

2012年4月に竣工した渋谷ヒカリエ、2017年4月28日に竣工したばかりの渋谷キャスト

をはじめ、「100年に一度」とも言われる渋谷駅周辺の再開発が今後進みます。少し調べてみました。

2018年  渋谷ストリーム

⇒地上35階のオフィス、商業、宿泊他 の総合施設

2018年秋 渋谷代官山Rプロジェクト

 ⇒上記渋谷ストリームへとつながる渋谷川沿いの遊歩道を着工

2019年  渋谷街区開発計画

⇒地上47階、地下7階に及ぶ総合施設

2019年  渋谷パルコ、リニューアルオープン

⇒2016年に一時閉館となった渋谷パルコがリニューアル

2019年  道玄坂一丁目駅前地区

 ⇒「渋谷の『西の玄関口』から魅力ある街づくりを進める」を

コンセプトとした事業

2019年  南平台プロジェクト

⇒ビジネスエリアとしても進化をする新たなオフィスビル

高層ビルに商業施設にエンターテイメント、2020年までにこれだけのプロジェクトが今、渋谷という一つの街で同時に進行しているようです。まさに今、日本で一番「未来に近いを感じる都市街」と言っても過言ではないのでしょうかありません。公示地価の上昇も、まさにその未来への期待、といったところでなのでしょうか。今後も渋谷からは目が離せませんね。

 
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