「公示地価」という言葉をご存知でしょうか?毎年発表され、土地の取引価格を算出するための指標となるものです。東京の地価はここ数年、高騰しています。では市区町村それぞれで、土地の価格が一番高い場所はどこなのでしょうか。実際に行って調査する企画です。


今回は、「足立区」で一番高い所に行ってきました。(リビンマガジンBiz編集部)

東京都足立区の地価公示価格の1位はどこでしょうか?

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

正解はJR、東京メトロ北千住西口駅前でした!

最も地価公示価格が高額な場所は、「千住2-57-3」でした。

北千住駅は上野駅からJR常磐線、東京メトロ日比谷線で10分という立地で、駅前は商業施設が集い、食品やファッションなどのショッピングが楽しめます。とても利便性が高い場所です。そんな、北千住駅西口から広がる商店街をほんの少し歩きます。

このビルが足立区で最も公示地価が高い場所です!お値段は1坪当たり、694.2万円!上野や西日暮里、日暮里駅からも好アクセスの北千住駅前ですから、納得の価格です。


 (撮影=リビンマガジンBiz編集部)

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

商店街にはきれいに整ったアーケードが設置され、雨の日でも安心です。駅前からまっすぐに続いています。北千住駅周辺は大小合わせて多くの商店街が軒を連ね、ふらりと横道に入ってみるのも楽しい街です。

さらに周辺を歩いてみます!

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

少し歩くと、他の商店街の入り口を見付けました。こちらは「サンロード宿場町通り商店街」です。なんとなく、昔懐かしいものに出会えそうな名前ですね!行ってみましょう。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

黄色くて可愛い車が目を引くこちらのお店。思わず店内を覗いてみると、とても良い雰囲気のお店です!一人でくつろぐ方や、コーヒーを飲みながら談笑する女性など、店内は満席でした。こちらは2017年の7月にオープンしたばかりですが、こだわりのコーヒーと、ホットドッグやワッフルが美味しいと、早くも人気なようです。かき氷も美味しそう。暑い日は、少し早い時間にビールを飲んでしまうのも良さそうですね。ドアが開いているので、ふらりと入りやすいです。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

「日光道中千住宿史跡・旧跡案内図」

この辺りは江戸時代、千住宿として賑わっていました。商店街が多いのも当時の名残りなのでしょう。それで、この商店街も「宿場町通り」という名前なのですね。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

おもむきがある場所を見付けました。こちらは「千住ほんちょう公園」といい、商店街の中にある、小さな公園なのですが緑豊かで、タコ型の滑り台をはじめ、遊具も充実。小さな子供たちの声が響いていました。

千住宿の面影を残すことを目的に作られた公園です。手前の高札場は、おふれや法令などを記した掲示板のようなものです。江戸時代の雰囲気を感じながら、じっくりと高札を読みました。良いものですね。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

変わった外観のお店が見えてきました!小さくて、レトロな雰囲気!とても素敵です。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

こちらは立ち飲みバー「八古屋」。間口は2.2m、奥行き11.1mという小さなお店です。隠れ家という感じですね!値段の安さと、美味しい魚などおつまみが人気のお店です。ランチも営業しています!こんなお店で一杯、なんて素敵ですね。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

江戸時代から続く、千住絵馬屋「吉田屋」。これまた、趣がある建物ですね。江戸当時の絵馬も残されており、貴重な民俗資料になっています。

歴史を感じる建物が随所に残され、それが街の魅力として溶け込んでいます。少し歩いただけで、タイムスリップしたような、遠い街を旅をしたような気分を味わえました。

駅前の優れた利便性や整った「都会」の雰囲気と、宿場町「千住宿」の面影を残す商店街の雰囲気、この二つのバランスが絶妙です。

足立区北千住また訪れたいと思わせてくれる街でした。

 
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