不動産売却したいので相談に不動産会社を探したい。普通は地域のことについてよく知っているか、仲介手数料をどれくらい取るのかなどが選ぶポイントとなり、なかなかどんな担当者がいるかということは選択項目から外れています。

しかし、売却を進める人が女性なら、ぜひ女性担当者を選ぶべきです。また、女性をターゲットにした不動産を売却したい場合でも、女性担当者のほうが都合のよい場合があります。

不動産業者に女性担当者がいるところはまだまだ少ない印象ですが、最近では大手でも女性担当者のいる会社もみられるようになってきています。

  1. 担当者が女性というのはまだまだ少ない

■女性担当者ならではのメリットは?


 不動産業者をどこにするか選ぶとき、売却においては、情報量が豊富な担当者を選ぶことがポイントです。地域のことをよく知っているか、相場の動向などについても自分の言葉で語れるか、などです。

さらに売却の場合は、売り主がどんな思いで売却するのか、どんな生活をしていたのかなどを聞き出す能力を持ち合わせているかも重要です。つまり、人の話をよく聞く姿勢があるかどうかです。

この問題を考える時、例えば女性だったら、生活の状況を話せと言われても、厳つい男性営業マンには、なかなか話がしにくいと思います。その点で、女性担当者であれば、少しは安心感があって話しやすいのではないでしょうか。

さらに、その物件が女性が住まうのに向いているかは、女性目線で考えることができる人が最適です。担当が女性なら、駅からマンションまでの道のり、外観から受ける印象、キッチンや洗面・洗濯機の使いやすさ、日当たりはどうか、などを女性目線で確認でき、リフォームなど的確な指導(アドバイス)ができます。

■実際に女性担当者がいる不動産会社は増えている?

不動産業者の中には女性担当者を置いているところはまだ少ないようです。SUMOなど物件検索サイトでは、女性担当のいる不動産会社を検索できますが、数は少ないです。

しかし、東京には全員が女性という不動産業者もあり、高い評価を得ています。

一方、女性担当者でもいいかげんな担当者もいます。経験の少ない人や、接客が悪い営業マンもいます。これは男性か女性かという問題ではなく、個人の能力といった方が良いでしょう。営業マンの当たり外れは男性でも女性でもあると考えてください。

さて、実際にどうやって女性の担当者がいる不動産業者を探すかですが、これがなかなか難しいというのが現状です。増えてきつつはあるものの、不動産業界で働く人の感覚では数%程度しかないというのが実態のようです。

また、数少ない女性の不動産関係者が組織する「日本女性不動産協会」というのがありますがありますが、会員にならないと名簿等を入手できず、近くにいるかどうかもわからない状態です。

現状では、不動産情報サイトで検索するか、希望に添う不動産業者があれば、直接電話で聞いてみるしかなさそうです。

 
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