不動産売却にあたって、どこの不動産業者に依頼するかを選ぶのはなかなか難しいことです。

(株)シースタイルが行った「不動産売却のパートナー選び」についての調査では、不動産会社を選んだ決め手について、「信頼できる営業担当」「地元の不動産事情に詳しい」がいずれも58.3%でトップ。次いで「知名度」(42.3%)、「査定価格が高い」(33.0%)という結果になりました。つまり、信用できる担当者にお任せしたいというのは誰しもが考える事柄だということです。

しかし、その「信頼できる担当者」とはどうやって見つけるのか、そのポイントについてわからない人も多いのではないでしょうか?

これから信用できる担当者を見分けるポイントについて、考えて行きましょう。

不動産担当者に資格はいらない?

■信頼される条件は?


信頼できる担当者の条件とはどういった条件でしょうか?

1)担当者が宅地建物取引主任者である

これは当然と思う人が多いと思います。不動産業者はこの資格を保有していないと、不特定多数の人に不動産売買を仲介することはできません。

ところが、不動産業者の従業員が全てこの資格を持っているかというと、そうではないのです。資格がない新人社員がいきなり担当になることもあるのです。その場合、契約時の重要事項等の説明は資格がある担当者が詳しく説明することになります。とはいえ、資格がない従業員がよくわからないうちに話を進めていくのは、やはり不安があります。このような場合は資格を確認しましょう。

2)他の資格についてもあればさらによい

さらにファイナンシャルプランナーや税理士、不動産コンサルタント等の資格があれば、将来設計としての不動産売買の扱い方や節税に関してアドバイスも受けられるので、さらに有利です。

3)契約をせかさない担当者である

親身になって、希望に添う条件を考えてくれる人は良い担当者になります。人柄に惹かれて不動産売却をお任せする人も結構います。依頼主の話をあまり聞かず、契約をせかすような担当者は避けた方が無難です。

4)地元情報に詳しい

情報をたくさん持っているというのもよい担当者の条件。 物件の相場や購入層のイメージをわかりやすく語れる人だと適切なリフォームもできます。

■結局信用できるかどうかは人柄

担当者の人柄も大事です。

1)口が軽い

2)小さな嘘を平気でつく

3)囲い込みなど違法行為をしている

4)自分が得になる方を選ぶ

5)人の話しを聞かない

6)マイナスになることしか話さない

このようなことは不動産関係者でなくとも、ビジネスパートナーとしてもあまり信用したくない人だと思います。

まずは、いい加減な担当者に任せることにならないよう、チェックポイントをおさえて賢い不動産会社を選びましょう。

 
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