2017年03月20日
津山 角雄(つやま すみお)

若者向けの不動産売却はやはりオフィスに近いマンションが有利

津山 角雄(つやま すみお)

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投資目的で不動産売却を考える場合、ニーズを考えて運用していくことが重要です。

世代世代によってニーズは異なり、立地条件として住みやすい年齢層があります。それにあわせた中古物件であれば販売しやすいですし、そうでなければ売れにくいことになり、売れる工夫が別途必要になってきます。

ここでは、ターゲットとして若者層を考えた場合、どのようなニーズがあるのか、考えてみます。



若者のマンション指向は現実的選択



■若者は一戸建てよりもマンション


50代以上の人は、一戸建てに憧れがありました。東京都心の一部を除いて、マンションや高層アパートはウサギ小屋と呼ばれ、あまりよい印象ではありませんでした。

しかし、最近の若者は一戸建て指向よりマンション指向になってきています。

マンション指向は若者の多い大都市圏で顕著で、少し古い調査ですが、国土交通省の調査でも、1998年から2008年の間で、一戸建てを希望する人が90%から80%台に減少しているのに、マンション派は4%から10%近くまで増加しています。


この理由として、一戸建ては住宅に維持費負担が大きいこと、近所づきあいが煩わしいときもあることなどが推察されます。将来の維持費負担の心配が少なく、ストレスの多い社会で、自分の時間が持てるマンションに人気が集まっているのです。


一方で、はじめて住宅を購入する場合は新築が約70%もあるが、住み替えとなると新築でも中古でも良いという人が増えているという調査もあります。現実的に暮らしやすい家と、将来の経済的負担を考えた選択になってくるようです。


バブル以降の賃金アップ低迷と派遣社員の増加は低所得者を増やすことにつながり、若者の所有意識を変えてしまいました。車も持たず、家もシェアハウスで共同生活を送るのが珍しくなくなってきました。このようなことから、 持ち家についても、経費のかからない通勤にも便利な立地のマンションへの希望が増えているのです。



■一戸建てにもチャンスあり


所得が伸び悩むなかで、駅に近く、利便性の良いマンションに人気が集まる傾向にあるのですが、ここに来て一戸建てにも明かりが差してきたという意見もあります。利便性の良いマンションは、都心を中心に値上がり傾向にあり、中古マンションでもなかなか値が下がらない物件も見られるようになりました。

そのような中、郊外の一戸建てはそれほど値段が上がっておらず、所得がそれほど多くない若者でも手が届く範囲になってきています。

千葉や 神奈川では一戸建ての制約価格は下がっていますし、埼玉でも中古の下落率が首都圏では他の地域より大きくなっています。

現在では小さい頃からマンションに暮らし、一戸建てを経験したことのない若者も増加しており、そのような世代では、郊外の静かな環境に憧れを持つ人も出てきたようです。

また、親の資金提供を求める場合でも、その親世代には一戸建てに憧れ、資産価値を重視する人も多くいて、資金が借りられやすいという環境にもあります。


金利が低い現在、不動産取得を積極的に考える若者もおり、郊外の一戸建て、オフィス近くのマンションの売却チャンスは今しばらく続きそうです。


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