皆さんは事故物件という言葉を耳にしたことはありますか。殺人や孤独死など前に住んでいた居住者が何らかの原因で亡くなった物件のことを言いますが、いわくつきなのでできれば避けたいものですよね。そこで事故物件を選ばないための不動産選びについて考えてみたいと思います。

値段が安すぎるのは怪しい

マンションを検討する時に、条件全てに合う物件を探すのはなかなか難しいものです。でも値段が他の物件よりも安い場合、少し心が揺れるのではないでしょうか。事故物件の内装はリフォームを施してあるので見た目では分からず、その分値段を安くしているケースがあります。


相場よりも安すぎる物件は、何か理由があると考えた方が良いので、不動産に安い理由を直接聞いてみましょう。大家の意向で安くしているなど、曖昧な返答をする場合は要注意ですよ。

告知事項有りをチェックすべし

物件探しには間取図は必要不可欠。平米数やレイアウト、特徴や室内設備などをチェックしていきますが、事故物件には「告知事項あり」と記載されているケースがあります。これは契約前に、貸主が借主に対して告知する義務があるため、事故物件であるかどうか知ることができるのです。


しかし、この告知事項はルール化されていないため、告知の期間や内容は業者に委ねられているのが現状。事前に知っていれば避けることができますが、間に入居者がいる場合や、年数が経過した場合は告知されないことも。気になる物件があったら、「この物件に告知事項はありますか」とさりげなく聞いてみましょう。


ドキッとしたり、反応が遅いなど明らかな動揺があるともしかしたら隠していることがあるかもしれません。

キーワードは不動産との信頼関係

事故物件を管理するのは不動産業者です。相手も人間なのでやみくもに怖がらせても契約に至りませんし、空室のまま放置しても売上にはつながりません。


どのようなマンションを購入したいのか、条件に見合った予算を考えている人や、提供した情報に対して感謝の気持ちを伝えてもらえると話して良かったと信頼関係が深まるものです。事故物件に限らず、穴場物件や、掘り出し物に出会うためには、不動産と信頼関係を築くことが一番の近道です。


複数の不動産と比較するのも大事ですが、あなたの持っている物件の中から選びたいと態度で伝えるようにすると、少なくとも事故物件に関しては情報をすぐに伝えてくれる関係になれるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか。契約が終わり、住んで良かったと思うためには、自分なりに調べた上で、信頼できる不動産のパートナーを見つけることもポイントです。高すぎる理想や、ガチガチの条件を誇示せず、家探しのパートナーに巡り会えることを陰ながら応援しています。

 
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