生きていれば毎年、歳を取っていきますが、不動産にも築年数という言葉があるように、年々高齢化しているのを見落としていませんか。不動産の高齢化は不動産の価値にも大きく影響するので、できれば最適なタイミングで売却したいものですよね。そこで、不動産の寿命について考えてみたいと思います。

 

日本と世界の寿命事情


国土交通省が策定した、「中古住宅・リフォームトータルプラン骨子(案)」によると、日本の住宅寿命が27年に対して、アメリカは64年、イギリスは日本の約3倍にあたる84年という調査結果が報告されました。

 

およそ30年が寿命だと考えると、今あなたの住んでいる家は、平均寿命までどれくらいですか。一つの目安が分かると、売却の時期を見極める一つの尺度になるのではないでしょうか。

 

出典:国土交通省

定期的なメンテナンスが寿命を伸ばす


上記の寿命はあくまでも平均なので、それ以上長く住み続けることができる家もあれば、寿命が短い家も存在することになります。この寿命を伸ばしてあげるためには、人間と同じように定期的にメンテナンスをすることが重要で、老朽化を事前に防ぐことがポイントになってくるのです。

 

愛着を持って破損した箇所などを早めに修繕してあげると、寿命を伸ばすことができます。しかし、その労力をかけてあげないと、気づいた時には対応が遅く、いざ売却の見積もりを依頼した時に査定額が下がってしまう可能性もあるのです。

 

長く住み続けるためには、定期的な診断と早めの修繕で状態をキープさせてあげることが大事!外壁や壁のひび割れの有無など、細かな部分にも目を向けてチェックしてあげましょう。

 

寿命と査定の時期を見極める


今の家をメンテナンスしながら住み続けるのか、それとも、寿命と査定の時期を見極めて売却するのか、あなたはどちらを想定していますか。日々のメンテが行き届いていれば、築年数が経っている物件でも評価額が高くなる可能性もあるので、住替えという選択を選ぶ人も増えています。

 

建物の破損が激しいから売却ではタイミングとしては遅いので、できれば希望の額に近い金額で取引ができるよう、寿命と売る時期を見極めるようにしましょう。

 

まとめ


いかがでしたか。今まで家の寿命という観点がなかった人も多いのではないでしょうか。家も年を取ると考えると、メンテの重要性は必要不可欠。ぜひ状態のキープを心がけてみてくださいね。

 
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