賃貸か持ち家かどちらが良いかという2択は、多くの人が悩まされる問題。
まずはこの2択に正解がないことを理解して、自分なりの答えを探すことが大事です。
また何を基準に「良い」とするかも考えてみましょう。
○賃貸か持ち家の2択の答えは自分で出すしかない
家賃を払い続けていることを考えると、いっそ購入した方がお得。
誰もが耳にしたことがあると思いますが、それって本当なのでしょうか？
賃貸か持ち家のどちらが良いのかというのは、多くの人が悩み続けている問題です。
その理由は、答えがはっきりしてないから。
物件によったり、その人の生活によったり、専門家の意見を曖昧だったり、断定していてもその意見は専門家によって真逆だったり。
賃貸か持ち家かの2択は、他人に答えを聞くような問題ではないと捉えることが賢明かもしれません。
まずは持ち家と賃貸それぞれの長所短所を知って、どちらが自分に適しているのかを当てはめてください。
さらにこの2択の問題には、「どちらが良いのか？」という答えの見つけ方についても考えてみる必要があるでしょう。
○どちらが自分に適しているか
持ち家は毎月のローン返済で資産を購入していることになります。
それに対して賃貸の場合、毎月の家賃をどれだけ払い続けても何も残りません。
そう考えると賃貸の家賃って無駄な感じがしてしまいます。
しかし、人生の計画というのは思い通りにいく方が少ないもの。
生活環境の変化を余儀なくさせるなんてことも、けしてないとは言い切れません。
そんな時は、持ち家よりも賃貸の方がその変化に応じやすいでしょう。
また今は平気と感じられるローンの返済が、いずれは重荷になってくるという可能性も否定できないと思います。
このように持ち家にも、賃貸にもしっかりと長所短所が備わっているということがわかります。
どちらが自分や自分の家族に適しているのかを、考えることが重要です。
○「どちらが良いか」はけして「どちらがお得か」ではない
そもそも賃貸か持ち家かというのは、損得で考えるものではないのかもしれません。
というのも、マイホームが欲しい、マイホームで家族と生活したい、と強く望む人にとっては、どちらがお得かなんて意見はあまり効力がないような気がするからです。
持ち家にはやはり賃貸物件にはない味わいがあります。
その空間で生まれる家族の思い出というのも、持ち家と賃貸では違ってくるのではないでしょうか。
それがお得かどうかで、諦められる人もいればそうでない人もいるのです。
住宅以外の物でも、レンタルで十分という人もいれば、絶対所有したいと考える人もいます。
所有したい派の人に「レンタルの方がお得だから」とどれだけ力説しても、考えは変わらない人の方が多いはず。
なぜならお得かどうかでは手放せない、強い魅力をその人が感じているからでしょう。
