不動産の売却は契約完了後も気が抜けません。

引渡しをスムーズに行うために、準備しておく必要があるからです。

では引き渡し当日ってどんなことをするのでしょうか。

初めての不動産の売却。

無事に買い手も見つかれば、今までの不安な気持ちからも解放されるでしょう。

しかし売却というのは、契約完了までではなく引き渡しまで気が抜けないもの。

では引渡し当日って何をすればいいのでしょう?

○余裕をもって空けられるように計画する

スムーズに引渡しを行うためには、しっかりと準備をして当日を迎える必要があります。

一番重要なのが、売却する不動産にまだ住んでいるという場合。

当然、引渡しの日までに新居への引っ越しを完了して、売却する不動産を空けなくてはいけません。

引渡しというのは一般的に午前中に行われることが多いでしょう。

そのため当日に引っ越しをしようとしていては、引き渡しに間に合いません。

なるべく早めに空けられるように計画を立てておきましょう。

また売却する不動産に備わっている設備の説明書などを、間違って新居に持っていかないように注意しなくてはいけません。

引渡しの際にそれらも手渡す必要があるので、引っ越しの荷物と一緒にしないように保管しておくことがポイントです。

○登記されている住所と同じ住所が記載された印鑑証明書が必要

売却した不動産の購入者へ所有権移転登記をする際には、印鑑証明書が必要となります。

印鑑証明書の住所と登記されている住所が同じでなくてはいけないのですが、もしも新居の住民票に移して印鑑証明書を取得すると住所が異なってしまいます。

変更登記しなくてはいけなくなってしまうので、新居へ住民票を移す前に印鑑証明書を取得しておくように注意しましょう。

○土地と建物の評価証明書は誰が取得する?

所有権移転登記には登録免許税が必要です。

この登録免許税は不動産の購入者が負担するのが一般的なのですが、その税額を割り出すためには土地と建物の評価証明書を取得しなくてはいけません。

この評価証明書ですが、売却した本人が取得する場合と仲介業者が取得する場合に分かれます。

この点について事前に仲介業者に確認しておくようにしましょう。

○必要書類など事前に仲介業者に確認しておこう

引き渡しの当日には売却の残金決済が行われます。

その他にも固定資産税などの日割り清算、マンションなら管理費や修繕積立金の日割り清算なども同時にすることになります。

必要書類などが多く、けっこうややこしい手続きとなりますが、立ち合いの司法書士の指示に従っておけばスムーズに進んでいくはずです。

不安な点やわからない点があれば、事前に仲介業者へ相談しておくことが重要です。

 
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