こんにちは。婚活FP山本です。まだまだ女性の方が平均年収が低い日本。だからこそ多くの女性は年収の高い男性との結婚を望みます。…が、女性にとって年収の高い男性との結婚が必ずしも経済的に幸せとも言えないんです。今回はそんな実話をお伝えします。

旦那は高所得!全ては順風満帆だった

あるところに普通にそこそこモテる女性(以下Aさん)がいました。Aさんは大学を卒業後アルバイトをしていましたが、お付き合い中の男性(以下A夫さん)との子供を妊娠したと同時に退職、そして結婚。いわゆる「できちゃった婚」でした。

A夫さんは年収が1000万近くあったため、アルバイト時代の生活は一変。不動産も新築の住居を購入し、家具も高級品がズラり。その後さらに子宝にも恵まれ、最終的に3人の子供を授かりました。頻繁に外食やブランド品の購入もでき、実に順風満帆の生活でした。

子供が3人揃って中学に上がる頃から徐々に…

そんな幸せいっぱいのAさんでしたが、子供が中学に上がる前頃から少しずつ雲行きが怪しくなってきました。Aさんも一応結婚後、新たにパートに出ていたのですが、その稼ぎも含め、これまで全然「貯金」を意識してこなかったんです。つまり全額使ってたんですね。

そのタイミングでようやく「もしかして教育費ヤバいのかも…」と気づき、ちょっと慌てて私に相談。住宅ローンを支払いつつ、ここから本格的に必要になる教育費に対して大幅な家計改善が必須という状況になっていました。

生活水準は落とせず、子供は医大を志望

…ですがこの時、Aさんは家計改善ができませんでした。贅沢生活が当然で、しかもそれをSNS等で周囲に自慢し続けていたため、周囲から「落ちぶれた?」と見られてしまう恐怖に勝てなかったんです。私への相談も単発終了で、どうすることもできず仕舞い…。

最終的に子供が全員中学に上がったタイミングで、住宅ローンの支払いも厳しくなって私に二度目の相談。しかもAさんの長男は医大を志望していました。もう奨学金その他の対策では対処不能。家計改善せずの教育費最優先の状況では、残された手段は「住宅ローンの残る自宅不動産の売却」くらいしかありませんでした…。

おわりに

お金の苦労から解放されたら当然に人は贅沢を求めます。それはそれで自然ですが、贅沢が普通になったらもう普通には戻れません。そしてそれは「住宅ローンのために自宅不動産を売却」という笑えない結末に繋がりがち。どんなお金持ちと結婚しても、家計管理は大事ですよ。

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