こんにちは。婚活FP山本です。会社員にとって、どうしても付きまとってしまう問題の一つが「転勤」。特に不動産を購入してしまった上では売却も難しく、基本的に単身赴任となります。時にそれは離婚の引き金とも…。今回はそんな実話です。

20代後半で結婚・出産、その後に不動産購入

ある都心部に30代半ばの既婚男性Aさんがいました。Aさんは社員30人程度の会社に勤めるサラリーマン。20代後半で同い年の同僚女性Bさんと結婚しました。結婚後もしばらくは共働きでしたが、出産を機にBさんは会社を退職。

そして子供が幼稚園に入ったのを機に不動産を購入しました。さすがに住宅ローンは怖かったですが、幸いにも会社の業績は順調だったので何とか!Bさんもパートに出るようになり、二人で実に充実した日々を送っていました。何とも幸せそうですね♪

初の地方支店設立!そして支店長に抜擢!

そんな幸せな日々を送る中、ある日会社が初めての地方支店を設立しました。そしてなんと、そこの支店長にAさんが抜擢されたのです!完全な出世にAさんは大喜び!…ですが、喜んだのも束の間。なぜならこれは転勤となりますし、行くなら単身赴任になりますから…。

Bさんにも相談しましたが、やはり複雑な感じ。出世は嬉しいですが離れ離れは…。不動産もまだまだ購入直後ですし、売却も困難ですからね。ですが結局Aさんはこの話を受け、転勤することに!なるべく週末は戻るという約束をして…。

売却もできず…3年後に離婚を宣告

ですが転勤後、Aさんは初の支店長業務に週末も忙殺されて全然戻れませんでした。電話もほとんどままならないBさんは次第に孤独感が…。不動産を売却して転勤先に行くと言っても、Aさん的には売却など考えられずに「耐えてくれ」というばかりでした…。

結局、孤独感に耐えかねたBさんは3年後に離婚を宣告。Aさんとしても責任を感じ、離婚を断れませんでした。そして離婚後Bさんは子供を連れて実家に帰ったので、誰も住まなくなった不動産は結局売却することに…。結果論ですが、だったら早期に売却してしまえば良かったですね…。

おわりに

最初から転勤の多い会社と分かってればともかく、こんな風に「予期せぬ転勤話」が来ると困りものですね。特に不動産を購入してしまってからは…。購入直後では中々売却も決断できないものですが、それが離婚になりかねないなら早期の売却、あるいは最低でも賃貸に出す決断をしましょう。

関連リンク↓ 「不動産!離婚後に売却して改めて幸せを掴んだ男性」
/column/yamamotomasayoshi/22046/
 
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