こんにちは。婚活FP山本です。近頃では「老害」という言葉も定着するほどに、無条件に若者が年配者を敬う姿勢は崩れました。それは親子関係や嫁姑問題でも同様。「自分の方が年上で偉い」なんて態度をしてると…。今回はそんな実話です。

結婚し夫の実家不動産で同居するも…

ある地方に30歳目前の女性Aさんがいました。実はAさんは間もなく同い年の男性Bさんと結婚予定。そしてこの地域ではまだまだ「結婚後は夫親との同居」という風習が残っていたので、Aさんは普通に同居を考えてました。Bさんは別居を希望したにも関わらず…。

実はBさんの両親は子供の立場から見ても毒親。結婚後に実家不動産で同居を開始するとすぐにAさんを女中扱いしました。二言目には「年上の言う事を…」、Bさんが反論しても「親の言う事を…」という有り様。嫁姑問題どころでは無いレベルですね…。

出産を機に脱出!そして30年後…

それで結婚3年後、出産を機に実家不動産を脱出。「葬式にも呼ぶな!」と捨てセリフを残して。完全な絶縁宣言ですね。そうしてようやく結婚生活らしい日々を手に入れたAさん夫婦。ホントにお疲れ様でした…。

それから月日は流れて約30年。Bさん両親の事などカケラも覚えてなかったある日の夕飯時、なんと親戚に連れられてBさんの母親が来訪してきました!もちろん最初は夫婦揃って警戒しました…が、どうにも様子がヘン。

売却金とともに土下座し涙する姑…かろうじて!

話を聞けば夫に先立たれて10年近く一人で実家で暮らし、孤独に耐えられなくなったとの事。さらに90歳近い年齢になって近頃では生活もままならないそうな…。「なら施設にでも入れ!」とBさんが言うと、泣きながら大金を差し出し、なんと土下座してきました!

さらに聞けば、なんと実家不動産はもう売却したとの事。そして売却金と貯金全額、さらに以後の年金も全部渡すからどうか同居を…と懇願してきました。過去の姿からは想像もつかない変わりようにAさん夫婦もすっかり困惑。結局、一度でも問題起こしたら即たたき出す条件で売却金等を受け取り、同居に合意しました。これからどうなるやら…。

おわりに

あれほど見下し罵倒を続けた息子夫婦に、最後は自宅不動産の売却金まで含めた全財産を泣きながら渡して同居を懇願…。もしそれでも同居を断られたら…どうするつもりだったんでしょうね。ひとまず、Aさん夫婦の結婚生活だけは無事に続いてほしいものです。

関連リンク↓ 「嫁姑問題?新居不動産を売却してまで逃げたリアルな話」
/column/yamamotomasayoshi/21132/
 
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