こんにちは。婚活FP山本です。人間関係は一度こじれると簡単には修復できません。それは親子関係であっても同じ事。ですがそれでも親にとって子はいつまでも子であり、逆もまた然り…。今回はそんな実話です。


早期に嫁を失った。男手一つで育てたが…

ある地方に定年直後の独身男性Aさんがいました。実はAさんは若い頃、まだ息子が小さかった頃に事故で最愛の妻を失ったシングルファザー。それから再度の結婚も考えずにひたすら男手一つで息子を育てるためにガンバりました!

ですが片親だと限界があるのか…息子が中学で反抗期を迎えた頃から親子関係はギクシャクするように。それでも唯一の親として息子を見捨てる事無く支え続け、どうにか息子も社会に出る事に!すっかり親子関係は冷え込んでましたが、それでもAさんは喜びました。

ようやく結婚!ある日、息子が突然来訪し…

幸い息子は社会に出ても自宅不動産に住みました。ほとんど会話はありませんでしたが…。そして息子は30歳目前頃に結婚相手Bさんを連れてきて、ようやく結婚&別居!その後定年を迎え、親子の責任も果たしたAさんはようやく自分自身の今後を考える日々でした。

そんなある日、結婚してから連絡の一本も寄こさなかった息子が突然数年ぶりに自宅不動産へやってきました。どうしたのか聞くと「助けてくれ!」と…。嫌われてるハズの自分に涙ながらに頼む息子。聞けばようやく産まれた子供が難病にかかったとの事!

子のため孫のため不動産を売却!そしたら…

治療には約2千万必要。でも自分にはそんな金は無く、父親であるAさん以外に頼るアテも無い…それが来た理由でした。それを聞いたAさんは何の迷いも無く翌日、不動産屋に自宅不動産の売却を依頼。さすがにAさんも2千万は無かったんですね…。

こうして子供を救われた息子は、自宅不動産を売却してまでお金を作ってくれた事、そして過去の自分の行動を深くAさんに謝罪。同時にAさんを自分達の住む不動産に呼び、改めて親子3代での生活が始まりました。迷わず不動産を売却…親子の絆のなせる業…ですね!

おわりに

実はこの話の自宅不動産は、Aさんが亡き奥さんと結婚した直後に購入した思い出深い一軒家の不動産だったんです。なのに結婚した自分を嫌う息子を互いに唯一の親子として助けるために何の迷いも無く売却できた…。ホントに色んな意味でハッピーエンドでしたね♪

関連リンク↓ 「不動産!売却をキッカケに家庭崩壊を修復できた女性」
/column/yamamotomasayoshi/22502/
 
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