こんにちは。婚活FP山本です。一般的な熟年離婚は妻から夫へ宣告…ですが、近頃では少しずつ夫から妻へ…というケースも増えてます。そしてこのケースでは老後の経済的不安から離婚話が難航しがち…。今回は実家を売却してまで逃げた男性の実話です。
専業主婦なのに家事しない…長年苦しんだ
ある地方に50代の既婚男性Aさんがいました。Aさんは20代の頃に同い年の女性Bさんと結婚し、その後はずっと実家不動産で親と同居する生活。Bさんは専業主婦としてAさんの親の介護と家事育児を懸命にこなし、ずっとAさんを支えてくれました。
…ですがBさんは40代の頃に両親が亡くなってからは、人が変わったように家事をせず無気力に…。幸い、当時子供達は中学生で育児は問題ありませんでしたが料理はスーパーの総菜ばかり、掃除もほとんどせずにゴロゴロする日々…。Aさんが何度言っても家事をしませんでした。
大卒で離婚宣告!調停離婚成立したのになお…
家事も仕事もしない姿勢にAさんはずっと不満が溜まり、子供達が大学を卒業したと同時についに離婚を宣告!ですが急速に今後の不安を感じたんでしょう。Bさんは一向に離婚に応じませんでした。会社のぶら下がり社員みたいですね…。
そこでAさんは離婚調停を起こし、どうにか離婚は成立!財産と年金の分割も一応規定通りする事を約束しました。にも拘わらず、一向にBさんは実家不動産を出ていきません。離婚は成立したのに「これからは家事がんばるから」と離婚を認めませんでした…。
売却して逃亡!改めて人生再出発!
そこでAさんは、やむなく子供達には相談の上で実家不動産を売却!さすがに実家不動産の売却は苦渋の決断でしたが、それでもBさんから一刻も早く離れたかったんです。一方、売却話を不動産屋に持ち掛けたと同時にAさんは賃貸不動産に引っ越しました。
ちなみに現在のAさんは60代ながら幸い良縁に恵まれ、改めて人生の再出発を始めています!キレイな部屋で10数年ぶりの温かい手料理を食べ、すごく幸せな様子。とりあえず、離婚&実家不動産を売却してでも逃げて良かったですね。
おわりに
専業主婦なのに家事をしない妻。そして離婚されても仕方ないのに離婚成立後も実家不動産に居座った…。最終的に実家不動産を売却してでも逃げたAさんの行動はホントに正解だったかと。ひとまず、夫から妻への熟年離婚宣告もありえると覚えておきましょう。