2017年09月29日
婚活FP 山本昌義

家を建てるなら断然、妻の実家近く!実はメリットたくさん!

婚活FP 山本昌義

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最近の若い世代は、結婚して家を建てる時、二世帯住宅や実家の敷地内に建てるケースが多いという。しかも、妻側の実家近くに家を建てるのが圧倒的に多いらしい。少し前なら考えられない話だが、実はメリットも多いようだ。婚活・結婚生活のコンサルも手がける、山本FPオフィス 山本昌義代表に聞いた。(リビンMagaZine編集部)



(画像=写真AC)


そもそも親との同居は約1割!?

核家族化が進んだ現代では「結婚したら親と別居する」のが基本です。未婚者の場合は、親との同居率は6~8割と高いのですが、結婚すると一転し、1割程度にまで低下しています。

<参考リンク>
■第14回出生動向基本調査/国立社会保障・人口問題研究所
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou14_s/chapter4.html
■現在の同居率は13%、将来予定は39%! ママの実家と、パパの実家の理想的な距離に違い | 株式会社マインドシェア | プレスリリース配信代行サービス『ドリームニュース』
http://www.dreamnews.jp/press/0000047431/

現代の夫婦は「結婚後に誰かと同居する」という意思がありません。特に女性なら嫁ぎ先での嫁姑問題なども発生するかもしれませんから尚更でしょうか。また、そういった妻の意思を読み取って、たとえ夫が長男であったとしても、まずは親と別居する傾向にあるようです。

親と同居しないのなら、当然二人の住まいを探すことになります。「ではどこに住もう?」と考えた時、最近の夫婦は「妻の実家近くに住もう」と考える傾向があります。

■マイホーム購入、妻と夫どちらの実家の近くにする!? | スーモジャーナル - 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト
http://suumo.jp/journal/2014/06/24/64682/

ベネッセコーポレーションが行った上記の調査では、どちらの実家の近くを重視したかを聞いたところ、「妻の実家に近いエリア」と答えた人が、1位の「まったく考慮しなかった」に次いで2位という結果になっています。

ちなみに、「妻の実家に近いエリア」が25.6%だったのに対し、「夫の実家に近いエリア」は7ポイント低い18.3%でした。

妻の実家の近くを選ぶ理由は「子育ての協力」「共働きのため」を挙げる人が多かったそうです。その理由なら、夫の実家付近でも良さそうに思えます。それにもかかわらず、妻側を選ぶのはなぜでしょうか。

実はここに、現代の夫婦事情が隠されているのです。現代では共働きが基本です。総務省統計局の調査では、2016年には夫婦共働き世帯の割合が48.1%にもなっております。それにもかかわらず、まだ「子育ては母親」と夫婦そろって考えているようなのです。その母親が支援を頼みやすいように妻側の実家付近に住もうと考えるわけです。


妻の実家敷地に家を建てた。なぜ?

また、この考えがさらに一歩進み、近頃では妻の実家の敷地に家を建てるというケースも少なからずあるそうです。婿入りしたわけでもないのにです。一昔前なら考えられないですね。

実際に筆者の周りにも、妻の実家の敷地に家を建てた知人がいます。
その人たちに意見を聞くと、

・土地代が浮いて経済的だから
・夫婦そろって帰りが遅く、普段は子育てできないから

この2つの意見が大きな理由でした。少ない事例ではありますが、先述の調査と符合します。一方で、やはり夫側にも葛藤があるらしく、夫婦喧嘩の時や妻の親とのトラブルや過干渉を心配する声もありました。

ネットでも同様の声があるようです。
■妻の実家敷地に家を建てること : 生活・身近な話題 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2016/1103/783570.htm

しかし、妻の実家の敷地に住居を建てるのも、経済的には合理的な選択肢です。

最後に、今回の内容に通じる事例を見てみましょう。


【事例】急きょ妻の実家近くに引っ越した



ある30代の夫婦は、結婚してから夫の親の強い要望で、夫の実家近くの賃貸に住み、そこで共働きをしながら生活していました。しかしこの夫の両親は、決して褒められた性格ではありませんでした。次第に妻と親の関係が悪くなっていき、ついには疎遠になっていきました。

そんな中、待望の子どもが産まれました。夫婦二人とも大喜びでした。妻は会社から育児休暇をもらい、家事に育児にと大忙しな日々でした。ですがそれでも夫婦は幸せでした。しかしそんな日々は、妻が職場復帰した頃から段々と変わっていったのです。

夫はあまり子育てが得意なタイプではありませんでした。また、近くに住んでいる夫の親に頼もうにも、疎遠になってしまった手前、お願いしても気を遣うばかりでした。

こうして、妻は共働きをしながら子育てを一手に引き受けることになってしまいました。

努力家で、姉さん女房な妻は、必死で頑張りました。しかし、仕事と子育ての両立は極めて困難でした。職場復帰後、わずか半年で妻は精神崩壊寸前、夫婦そろって一晩中泣き明かしてしまいました。

夫婦は思い切って仕事を辞め、妻の実家近くに引っ越したのです。理由はもちろん、妻親に子育てを手伝ってもらい、少しでも妻の負担を減らすためでした。結果論にすぎませんが、最初からそうしていれば良かったですね。


まとめ

共働きが当たり前の現代でも、現実的に子育てを担うのは女性です。これを前提とするなら妻側の実家近くに住むのは極めて理にかなった選択です。一歩進んで妻の実家の敷地に家を建てるのも、もちろんアリでしょう。

そればかりか合理的な選択ともいえます。
今後、「育児は女性のもの」という風潮が変わらない限り、婿入りせずとも妻の実家近くに住む夫婦は増え続けるでしょう。

夫婦によって事情は違いますが、自分たちの生活に合わせた住居環境を選ぶようこころがけましょう。

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