こんにちは。婚活FP山本です。不動産を売却する時って色んな専門家が登場しますよね。このリビンマガジンにも沢山の専門家がおられますが、あなたはその違いが分かりますか?今回は主に不動産を売却する時、関りになりがちな専門家を3者お伝えさせて頂きます。

土地家屋調査士は「どんな物件か」を調査・公表する人

まずは「土地家屋調査士」です。この土地家屋調査士とは、スゴく簡単にお伝えすれば「対象の物件がどんな物件か」を調べる人になります。特に一般の方が関りになりがちな事例でいえば「隣の土地所有者との境界線はどこか」を確認する時にお世話になる人かと。

実際の不動産売却の際には、この境界線が問題になってトラブルに発展することも多いんです。無用のトラブルが起こる前に、しっかり土地家屋調査士に依頼しましょう。なお、この「どんな物件か」に関する部分のみ、登記上の手続きもできます


不動産鑑定士は「その物件がいくらか」を判定する人

続いて「不動産鑑定士」も登場しがちな職業です。この不動産鑑定士は、言ってしまえば「その物件がいくらか」を判定する人になります。不動産というのはホントに素人には値段がよく分からない財産。だからこの不動産鑑定士がお墨付きを与える訳です。

不動産鑑定士は一般の方でも個人売買や相続等の際にお世話になるかと。「ウチはいくらの価値があるんだ…」を正確に知る必要が出たら相談してみましょう。ちなみにこの不動産鑑定士は、公認会計士・弁護士と並ぶ「3大国家資格」に数えられるほどの資格です。

司法書士は「物件の権利関係」を「登記」する人

最後は「司法書士」の出番です。名前だけは聞いたことある…という方も多いと思いますが、司法書士は「登記の専門家」。専門家というより、登記は司法書士しか原則やっちゃダメな仕事となります。ちなみに登記とは、簡単に言えば「国の帳簿に内容を載せる」行為

ご存知の通り、不動産には誰のものかという名前が書けません。それを「本当にこの物件は今この人のものです」と国に認めてもらう行為が登記となります。不動産を売却する時は、司法書士が所有権移転登記をして初めて「売却できた」となるんです。ご注意下さいませ。

おわりに

不動産は、まず土地家屋調査士が物件をしっかり調査し、次に不動産鑑定士がその物件に値段を付け、最後に司法書士が登記をしてようやく売却が完了…が基本的な流れになります。この全てを備えているのが一般的な不動産屋のイメージかと思いますが、実際には違う場合もあるので自己防衛の意味を込めて一応覚えておきましょう。

関連リンク↓ 「不動産の売却額は持ち主の自由!恨みを買うと…な話」

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