2019年04月08日
日経新聞を読まない君たちへ

株価が高いと金がようさん集まるわいや

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画像=写真AC



株価が高いと会社はいいことばかり


まず一番のメリットはおカネを集めやすくなるということでしょうね。新店舗を出したり、社員を増やしたり、土地を買ったり、事業を拡大する時にはおカネが必要になりますよね。そのおカネを集める(資金調達というよ)時は、株価が高いと非常に集めやすいのよ。


資金調達の代表的な方法の一つが「増資」です。増資とは、新しく発行した株を投資家に買ってもらって、おカネを集めることです。いつか返済しなければならない借金と違って、増資は、ほとんどそのまま自分たちの資本にできちゃう点がメリットよ。

例えば、増資をする時、株価が1000円だったとします。その状態で1億株を発行すると1000億円調達できます。これが1株2000円だったら、2000億円集まるわけです。

これ凄くない?

このコラムの読者なら「日本人1億人から1年ずつ集めたら、1億円になるじゃん!俺、天才」とか考えたことあるでしょう。株式上場してると、ほとんど、そんなイメージでお金を集めることもできちゃうわけよ。


それでも「増資しますよー」と投資家に呼び掛けて後に株価がグーと下がると、市場から集められる資金も減ってしまうわけで、企業にとっては「イターッ」って、大問題よね。株価が気になる理由わかってきた?


あとね、株価を高くすると、買収されにくくなるという効果もあります。株価が高くなれば、買収したい側はそれだけおカネをたくさん用意しなければならないでしょう。反対に、会社を売却したい場合も、株価が高い方が高く売ることができます。矛盾するようですが、買収を防ぐ場合も、身売りする場合も、株価が高い方が優位に交渉を進められるということです。


もうひとつは、「株価が高い=イケている企業」と若い人が捉えて、就職希望者が多く集まる可能性もあるよね。特に現在のような人手不足の時代には、これも結構、大事なことだと思います。ちょっとでも優秀な人材をたくさん集めるためには、株価を高くして企業イメージを良くしておくに越したことはありません。


とにかく株価が高いと企業経営にとっては良いことばかりと覚えていてよね。次回もこの話つづけます。


筆者:大学院卒業後、新聞社を経て経済誌で記者・編集者を務める。最新の経済ニュースを幅広く、取材している。

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